新型コロナによる小中学校の休校もヘンに板についてきて、 子供たちの
グダグダ生活も 幸か不幸か見慣れてきてしまいましたが、そんな中、
スマホ三昧の長女から 「ハンドミキサーある?インスタントコーヒーは?砂糖は?」
と聞かれました。

何か作るの?と聞くと、 韓国のSNSで話題になっているダルゴナコーヒーを作って
みたい、と。(ダルゴナコーヒーについての「 ダルゴナコーヒーでおうちカフェ」(CHINTAI. NETより)


「ひたすら混ぜるらしいんだ。ひまつぶしに良いかな、と思って」

ひま…つぶし……

新型コロナで頭のてっぺんから、足の先までこの間、考えること、 やることが
いっぱいの私にとって、衝撃的な言葉でした。

ちなみに、ひまつぶしの韓国語は、심심풀이 (シmシmプリ) ですね。

우리 아이들이 심심풀이로 달고나커피를 만들어요.
(ウリアイドゥルン シmシmプリロ タrゴナコピルr マンドゥロヨ
/子供達が暇つぶしにダルゴナコーヒーを作ります)

さて、長女の言葉を聞き、やっとのことで、「ひまつぶしかぁ、 いまの私に
最も縁遠い言葉だなぁ…」とだけつぶやき、この前に私が「 ひまつぶし」を
したのはいつだったか、「やることがない」 状況はいつにさかのぼるだろうと
考えてみました。

おそらくそれは小学校の頃。富士山の麓に生まれ、 夏休みは都心から
避暑にやってくる旅行客、学生たちで溢れ、 両親は忙しく働いていました。
特に何もすることがない夏休みは1日が過ぎて行くのが長く、
とてもつまらない日々でした。

中学生になり部活動で楽器を手にし、勉強も、いまの競争社会とは
比べ物にならないノンビリしたものでしたが、 上を目指す楽しみができ、
私の「やることがない」日々はここで終わりました。 きっとこの先も、
やるべきことでいっぱいの日々を送るのだと思います。

と考えると、もしかしたら長女にとって、人生最後の「 ひまつぶし」なのかも
しれません。と考えて、毎日のグダグダぶりもある程度 目をつむろうと思います。




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