前号で、韓国と日本の百円ショップにまつわるフレーズや単語をお届けしましたが、それと関連し、「コミュニケーションって難しいなぁ」と思ったエピソードをひとつ思い出
しました。

数カ月前の外出自粛の最中、近所のスーパーに併設されている百円ショップに
行きました。スーパーや日用品店は営業していましたね。

百円ショップが入店制限をしていて、入るために列を作っていたときのこと。
入店を許可する店員さんに、通りがかったお客さんが、こう聞きました。

「なんで並んでるの? 特売でもあるの?」

人が列を作っていると「何かお得なものが買えるのかしら」と気になりますよね。
しかし、その店員さんは「特売」という言葉が聞き取れず、また質問が来るなら
きっとこの質問だろうと思ったのかもしれません。 密を避けるために
入場制限をしているのだ、ということを説明しはじめました。
質問をした人が腑に落ちない顔をしているので、また繰り返します。

すると、お客さんは「どこに耳がついているのかしら」と、
独り言を言いながら去っていきました。

全員がマスクをしていて、少し距離があり、そして初対面でどんな質問が
飛んでくるか予測がつかないと、とある単語が聞き取れないがために、
うまく会話が成り立たない、ということはよくありますよね。

さて、お客さんの問いを韓国語にしてみましょう。

이거 무슨 줄이에요? 세일하는 물건이라도 있어요?
(イゴ ムスン チュリエヨ? セイラヌン ムrゴニラド イッソヨ
/これは何の列ですか?特売の商品でもあるんですか?)

무슨 – 예요/이에요? (ムスン ーエヨ/イエヨ/なんの-ですか?) は、
よく使える、韓国語らしい表現です。日本語では、「どうして(これがあるの、
こうなっているの)?」というような文章とよく合います。
例えば、帰ったらケーキがあった、「どうしてケーキがあるの?」
(→誰かの誕生日だっけ?、何かお祝い事?)

오늘 무슨 날이에요?
(オヌr ムスン ナリエヨ/今日は何の日?(何か特別な日?))

韓国旅行、その他、いろんな場面で使えます。是非使ってみてください!




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