先週末、当メールマガジンでもお知らせしていた「通訳に関する特別講演会」
を開催しました。zoomの同時通訳システムを使った講演会は、ロシア語講座
でも実施していましたが、韓国語では初めてだったので、かなり緊張しました。

私は音声システムのことなど、バックヤードのさばきで緊張していましたが、
通訳をされる受講生の皆さんはもっと緊張されていたと思います。

しかし、皆さん堂々と先生の講演を同時通訳され、最後の質疑応答でも、
多岐にわたる質問への講師の回答を、堂々と逐次通訳されていました。

講演会通訳は、実践クラスに所属する皆さんが担当されますが、準備クラスから
進級された方がほとんどです。

準備クラスでは通訳訓練の代表格、サイトトランスレーション(文章を見ながら訳す)をたくさん練習し、進級した実践クラスでは、逐次通訳の訓練をたくさん行います。

講演の質疑応答の際、逐次通訳の時に行うメモの取り方に関する質問を頂戴しました。

時間の関係でメモの取り方をお伝えする時間はありませんでしたが、
逐次通訳をされる受講生の手元のメモを、zoomの画面上に出していただきました。
そこには他の人には判読不可能な、記号や文字が……!
そう、でもそれが、あの日本語訳の文章になるわけです。これこそ、訓練のたまものですね。

この日、バリバリと通訳をされる方々が準備クラスに所属されていたときに、伸び悩んで悩まれていたり、このまま続けていてよいのだろうかとこぼされたり、そんな姿を見て
きた私としては、本当に胸の熱くなる思いがしました。

準備クラスの方やこれからクラスに入りたい方に、心から以下のようにお伝えしたいと思います。

노력은 반드시 보답받을 겁니다.
(ノリョグン パンドゥシ ポダッパドゥr コムニダ/努力は必ず報われます)

ショートカットや近道のない、長く苦しい道になるかもしれませんが、いったん
ドアを開けたら、苦しくても引き返さずに、暗闇の中をもがいてもがいて、
そしていつか、最高にきれいな景色を見てほしいなと思います。




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