先日、家で鍋をしました。(鍋をする、って面白い表現ですね)

鯛のアラで出汁をとったので、 どうしても最後にうろこが残ってしまいました。
〆のおじやを作る時に、「うろこをすくわなきゃね…」 と言ったら、長女が!

「うろこって、韓国語で何て言うか知ってる?」

いかにも「私は知っている」という表情。そして私は…… うろたえていると、

「ビヌル」だよ。

「えっ!? そっ、そうか、비늘(ビヌr)ね。なんで知ってるの?」

「バンタン(防弾少年団-BTS)の動画の、 しりとりでやってたの」

なんと……!好きなグループの動画を観ていて、 こんな高度な韓国語単語が身につく
ってすごいなぁ、かなわないなぁ、と思いました。

韓国語でしりとり……興味が沸いていろいろ調べました。まず、「 しりとり」は、

「끝말잇기」(クンマrイッキ)

ですね。「끝말잇기」をキーワードにいろいろ検索していたら、
「한방단어 (ハンバンタノ)」という単語がたくさん出てきます。 そしてネット上で、

「끝말잇기 한방단어 좀 알려주세오.(クンマr イッキ ハンバンタノ チョm アrリョ ジュセヨ
/しりとりのハンバン単語を教えてください」

というやり取りがさかんに行われています。そこで、「한방단어 」を調べたところ、
正式な辞書には載っておらず、ネット辞書に載っていました。
比較的新しく使われ出した言葉なのかもしれません。

「끝말잇기에서 픔,쁨,튬,듐,녘 등 더 이상 이을 수 없는 글자로 끝이 나는 단어 (예: 기쁨, 슬픔, 동녘 등.)
(クンマr イッキエソ プm, ップm, テュm, デュm, ニョkドゥン ト イサン イウrス
オmヌン クrチャロ クチ ナヌン タノ/しりとりで、プm, ップm, テュm, デュm, ニョkなど
これ以上続けることができない文字で最後が終わる単語(例: 喜び、悲しみ、東方など )

という意味だそうです。

ということは……、

日本語のしりとりは、最後に「ん」が付く単語を言った人が「 負け」、ですが、
韓国語のしりとりは、次の人が続けられない単語を言った人が「 勝ち」のよう。
韓国人の先生に聞いてみたら、やはりそのようでした!

それにしても、考えれば考えるほどおもしろいです。
「負ける人」が出る日本語のしりとりと、「勝つ人」 が出る韓国語のしりとり。
言語の特性でこのような違いが出るんですね。

いろんな国のしりとりを比べてみたくなりました!



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