英語教材の業務を手掛ける中で、「role play(ロールプレイ)」という単語が出て
きました。一応解説しますと、実際の場面を想定し、 与えられた役割を演じることで
実際の場に遭遇した時に対処できるようにする学習法です。

この「role play」という英単語を少し突っ込んで調べる必要性があり、
ネットサーフィンを始めたところ、この「role play」に対する日本語訳が、
「役割演技」となっているものを見ました。

日本語では「ロールプレイ」としか認識していなかったので、あ、 こうとも言うのか、
と思い新鮮に感じ、そしてその次にこの韓国語を思い出しました。 そう、韓国語は、

「역할극(ヨッカrグk)」

と言うんですよね。「역할극」と聞いて思い出すのは……、
そう、韓国語学堂での学習です!

新しい文法を学び、例文が提示され、 先生からその新しい文法が出てくるような
質問を投げかけられ、私たちは「わざと」その文法を入れて、 韓国語の例文を
言います。それが終わると、

「옆자리 친구하고 역할극 하세요.」
(ヨp チャリ チングハゴ ヨッカrグッカセヨ
/隣の席のクラスメイトとロールプレイをしてください)

と、隣の人と「その文法が出てくる」会話をします。

この역할극、少し話しにくい人としないといけないとき、 なんだか気まずかったり、
他のペアは盛り上がっているのに、 さっさと終わってしまって所在なくなってしまったり…、
人と話すことが割と好きな私でもちょっとしたやりにくさを感じる ことがありましたが、
なかには「これがイヤ」とはっきり言う友人もいました。
なんでも、その「わざとらしさ」に耐えられないのだとか。
あと、面倒くさい、と言っていた人もいましたね(^^;

しかし、講師の立場になると、역할극は、 やはり語学学習には欠かせない、と
はっきり 思います。例えば、今週末に開講する「シゴトの韓国語」は、
電話応対の練習をロールプレイで行うわけですが、会議中の人、 不在の人に
対する対処、折り返し電話する、しない、など、 いろんな場面を想定して
ロールプレイを行います。 練習でできなかったことが本番でできることは
まずなく、どうしてもロールプレイは必要なんですよね。

語学学習者の皆さん、上達のためには、この「 わざとらしさ対応スイッチ」を
ONにし、学習に励もうではありませんか!



※韓国語を配信・提供したい個人様または法人様は「お問い合わせ」ください。