仕事で午前様になり、少し家から遠い、JRの駅から家までタクシーに乗った
ときのことです。
私の前にいた人がタクシーの運転手さんにスマホの画面を見せながら
「ここに行きたい」と言っているようでした。
しかし運転手さんは激しく首を振り、その人は降りてきて、すると運転手さんが
私に「どうぞー」と言いました。乗り、発車すると私に、
「英語なんか、無理ですよねえ!」
(これを韓国語にすると!)
영어라니 알 리가 있겠어요?
(ヨンオラニ アrリガ イッケッソヨ
/英語だなんてわかるわけありませんよね!?)
※ポイントは「-라니(ラニ/なんて、だなんて)」
納得できないことを反問したり確かめたりする用法
……と、これまた激しく私に同意を求めてきました。運転手さん、聞く相手を
間違えています……。
もしかしたら英語は英語でも近所の地名が書かれた英語(ローマ字)など
ではなくて、お店の画像を見せられたりしたのかもしれませんが、
地図や住所がローマ字で書かれたくらいだったら……、運転手さん、
やる気の問題ですよ。何年も前から日本は英中韓の三言語を表示させる
努力をしているでしょう。サービス精神、プロ意識はありますか?
外国人が多い地域でタクシー運転手をしているのなら、トライしましょうよ。
……と言いたかったのですが、午前様で疲労が激しく、
明るく「英語の住所だったんですか?でも、このあたりは外国人が多いから、
そういうことも多いんじゃないですか?」と言う気力体力がなく、
でもアイケーブリッジとしては頑(がん)として同調できない!と思っているうちに
数分が過ぎ、結果的に運転手さんの「無理ですよねぇ!」は
黙殺してしまうことに(。-_-。)
しかし、家に帰ってからボーっとこのことを考えていて、もしコロナの流行がなくて、
前と変わりなく外国人が行き来し、観光立国対策でさらに観光客が増え、
さらには東京オリンピックが通常通り行われていたらどうだっただろうと
ふと思いました。
首都圏に観光客が溢れ、その運転手さんにも「英語(ローマ字)の地名くらい
読めないとお客さんを乗せられないな」なんて機会が訪れていたかもしれません。
オリンピックは島国で閉鎖的と言われがちな日本、日本人の意識が変わる
チャンスにもなったのではないかな、とも思い、どうしようもないこととは
思いつつも、他国との溝をできる限りなくそうと日々努力している私にとっては
残念だなぁと考えたりもしました。
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