わりと最近、このコーナーで私がよく見る(悪)夢について書きましたが、
またその悪夢シリーズの一つを見ました。
先日、オーケストラの舞台でラヴェルの「ボレロ」を演奏しました。ラヴェルが
管楽器にいろいろチャレンジングなことを課した曲として有名で、トロンボーンの
ソロがその中でも非常に難しいとされています。よくオーディションに使われるとか、
このミスが原因で首になったとか…逸話はいろいろあります。
その曲の冒頭はフルートのソロから始まりますが、普段高音を担当するフルート
に、再低音を含む低音のメロディを吹かせるのです。で、夢の中の私は舞台裏
でいよいよ本番に挑みます。誰かに何か話しかけられました。その内容は
覚えていないのですが、それに「えっ!」と驚いた私は一旦楽器を離します。
そして持とうと思ったら、楽器がない…。どうしよう、あと少しで出番、大変だ。
そうすると、同じメーカーの楽器を持つ仲間が、これを吹いたらどうか?と。
話すと長くなるのですが、私の使う楽器は古く、ヴィンテージ扱いをされている
もので、一般的に音程が低いものが多い。知り合いの楽器を吹いたところ、
とても低い!あんなにソロの音程が低くならないように頑張って練習したのに、
これじゃあ舞台に立てない。探さなきゃ!と建物を出る、そして、またよく見る
建物の中や外を歩き回る夢に切り替わり……。目を覚ました時、
「ああーー、夢で良かった」。
무대 뒤에서 악기를 잃어버리는 악몽을 꾸었어요.
(ムデ トゥィエソ アッキル イロボリヌン アンモンウr ックオッソヨ
/舞台裏で楽器をなくす悪夢をみました)
失くす、は、韓国語で「잃어버리다(イロボリダ)」ですが、かなり多くの韓国人が
これを「잊어버리다(イジョボリダ)」と言います。「잊어버리다」は、「忘れる、
忘れてしまう」ですね。外国語話者のほうが、むしろ気付きやすい韓国語の
間違いの一つと言えましょう。
さて、悪夢は言ったほうが良いということで、ここに書いたからにはきっと、私の
楽器は今後ますます良い働きをしてくれることでしょう!
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