子供たちなど、若い世代を中心に「マスク、外せない」という声を聞くことがあり、なんだか心配しています。今日も朝のテレビ番組でそのような特集を見ました。
コロナ禍も数年に渡り、お顔を知らないまま知り合い、別れるようなことも
増えてきました。もう一度その人にどこかで会ったとき、私たちはお互いが
分かるのでしょうか。

楽しい造語が多い韓国には、

마기꾼(マギックン/マスク詐欺)

という言葉が登場しました。

마스크(マスク)と、사기꾼(サギックン/詐欺師)が合わさった造語で、ネイバー辞書に
よると、マスクを外したときの印象が、それまで想像していた
ものと大きく違うことを言うときに使う、とあります。

使われ方としては、マスクをしているときは素敵に見えたのに、外したら
がっかりした…というようなときに多く使われているようです。

소개팅으로 만난 사람 완전 마기꾼이었어.
(ソゲティンウロ マンナン サラm ワンジョン マギックニオッソ
/紹介で会った人がめっちゃマスク詐欺だった)

子供に聞いたところ、マスクを外して「素敵!」(もしくはその反対)と思うという
よりは、 「あ、こういうお顔だったのか!」と、意外性を感じることが多く、
その意外さを感じさせるのが嫌でマスクを外したくないというのです。

う~ん、いろんな意味で残念な世の中になってきました。マスクをしなくても
人と会い、語り合える、心からそんな日々が戻ってきてほしいと願います。


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