子供の用事で鹿児島県を訪れました。写真はおなじみの桜島です。

市内に車を止め、西郷隆盛銅像前の広場で周辺地図に目を落としたところ、気になる文字が。「露国皇太子ニコライ殿下来麑(らいけい)記念碑」とあるではありませんか。(
※鹿児島のことを麑で表しているようです)

ロシアのニコライ二世は、ロマノフ王朝最後の皇帝。そのニコライ二世が皇太子時代に鹿児島を訪れていたということですね。

露分専攻時代、ロマノフ王朝についていろいろ調べたことがあったので興味が湧き、行ってみることにしました。

ひっそりした山道にその碑はありました。ほとんど人が訪れないような場所にありましたが、それでも日本とロシアのゆかりの地を訪ねられてなんだか嬉しかったです。

「記念碑」の韓国語は、

기념비(キニョmビ/記念碑)

です。

가고시마 시내 산길에 니콜라이 황태자의 기념비가 있었습니다.
(カゴシマシネ サンキレ ニコライ ファンテジャエ キミョmビガ イッソッスmニダ/鹿児島市内の山道にニコライ皇太子の記念碑がありました)

発音のポイントを2つ。

산길は、산낄と濃音化します。

また、니콜라이はㄹが入り込んでいますので、ㄹパッチムをきちんと発音しましょう。

さて、日本史に詳しい方は、1891年の大津事件をご存じでしょうか。ニコライ皇太子が滋賀県の大津町を訪れた際、警備にあたっていた警察官に切りつけられるという暗殺
未遂事件で、その後、日露の大きな問題に発展しました。

その大津事件は、この鹿児島訪問の直後に起こったそうで、鹿児島で歓待にあたった島津忠義氏はお見舞いに駆け付けたそうです。

日露の交流、日本史の断片を感じたひとときでした。

それでは、また来週お目にかかります^^。

감사합니다. 안녕히 계십시오.


※韓国語を配信・提供したい個人様または法人様は「お問い合わせ」ください。