先週報道番組をご覧になった方は、日本のセンター試験にあたる韓国の大学
修学能力試験(대학수학능력시험/略して수능)の過熱ぶりをご覧になったと
思います。

 受験校の門の前で手を合わせて祈るお母さん、鳴り物で激励する高校の後輩
達、愛情こもったプレゼントで応援する女の子達・・・。

 さて、ここでは知っトク韓国語の話。「試験に受かった」って、韓国語で何と言う
でしょう。

 合格・・・だから、漢字語で「합격」(ハプキョク/合格)?

 はい、そうです。OKです。

 ただ、「試験に合格しました」というのと、「試験に受かりました」では、日本語
でも少しだけニュアンスが変わってきますよね。「受かりました」の方が普通の
会話でよく使います。

 韓国語でもそう。韓国語にもこの「受かる」に相当する言葉があります。

 それは、「붙다」

 例:
 이번 시험에 붙었어요.
 (イボン シホメ プットッソヨ/今回の試験に受かりました)

 수미씨가 서울대에 붙었대요.
 (スミシガ ソウルデエ プットッテヨ/スミさんがソウル大に受かったそうです)

 日本語話者の皆さんは、試験に’落ちる’という意味の「떨어지다」はよく使い
こなしている気がしますが、中上級の方でもこの「붙다(受かる)」はなかなか
使いこなせていないようです。

 ちなみにこの「붙다」の代表的な意味は「つく、くっつく」という意味です。
子供の合格を祈り、大学の門の前でお祈りする韓国のお母さん達が、水飴のよ
うなものを校門にベタベタ貼り付けているのを見たことがありますか?これは
「大学に受かるように」→「大学にくっつくように」と、飴を「つけて」いるのです。



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