ゴールデンウィーク前半に少しだけ実家に帰りました。ちょうど従妹(いとこ)と姪(めい)が通う音楽教室の発表会があり、聴きに行きました。

会場の小さなホールは富士山の麓にある河口湖畔にあります。湖と富士山を見ながら会場に向かい、ステンドグラスのある円形ホールに入ります。抜群のロケーションです。

子供から大人までの、歌とピアノの発表なのですが、印象的だったのは、10歳くらいの子供からティーンエイジャーまでの歌の発表でした。

一人で歌う子供、複数で歌う子供がいましたが、どうして子供の歌声というのは、こんなに心が洗われるのでしょう。自分でも驚くぐらいこれらの歌声に癒されて、忙しかった
年度末の疲れがどこかに行ってしまいました。特に感動したのは、

보이 소프라노(ボイ ソプラノ/ボーイソプラノ)

です。

변성기 전의 소년의 음역
(ピョンソンギ ジョネ ソニョネ ウミョk/変声期前の少年の音域)

という説明があります。

少年独特の声、というものがあるのでしょうか。変声期前で、もうこの声は聞けないと思うから、なんとなく儚(はかな)く特別なものに聴こえるのでしょうか。

思えば、生まれたての赤ちゃんの泣き声もほんの一瞬ですぐに変わりますね。幼児期の声というのもまたかわいく、小学生くらいになるとまた変わります。

プロの歌手に目を向けると、歳とともに明らかに声が変わった人もいれば、ほとんど変わらない人もいます。変わらないのは訓練の賜物(たまもの)かもしれませんが、どんな
努力をすれば声は変わらないのでしょうか。

声って、不思議ですね。

それでは、また来週お目にかかりましょう。
감사합니다. 안녕히 계십시오.


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