国家、社会問わず何かにつけて水面下で行われるこの「根回し」。
日本語の「根回し」のトーンにクリアで明るい印象があるといったら嘘になりますが、
韓国語の「根回し」あたる言葉もやはり同じイメージです。
韓国語では、
로비(lobby)
お分かりの通り、英語から来たものですね。
ちなみにこの「根回し」のプロは、
로비스트(lobbyist)
韓国有数のポータルサイト、ネイバー(Naver)の国語辞典に掛けると、
「特定の組織の利益のために工作運動をする人」とあります。
韓国にはこのロビストの専門職がいるという話を聞いたことがあります。
相手に油断をさせて話を聞きだしたり、「うん」と言わせるために女性が多いとか。
なぜこんな話を覚えているかと言うと、昔ある韓国の人から
「あなたにぴったりの職業だと思う」と言われたのです!
え~、ちょっと待って。あんまり嬉しくない・・・。
その前に私は直球しか投げられない性格で根回しが大の苦手なのに。
잘 못 생각했어요.
(誤解してます)
■今週の’知っトク’会話 「’勝手にしやがれ’!?」
韓国の人は大らかで、細かいことでクヨクヨしない・・・仕事の進め方においても。
という話を前回しました。今回も似たテーマです。
とあるプロジェクトの担当者Aさんが大きな仕事を任されています。
一生懸命準備を進め、「超大作!」と自画自賛の企画書を作成しました。
自信をもって責任者の部長さんにその企画書を持っていったところ・・・。
알아서 해.(アラソ ヘ。/好きにして。任せる。)
という気のない返事。肩透かしを食らったAさん。
「おお、素晴しい!」とか「うん、そうだな、ここはもっとこうして」とかいう反応を期待して
いたのに、 「それはないよ~」という感じです。
この「알아서 하다」は本当によく聞きます。
上司でなくても、いろんな場面で、
알아서 하세요.(好きにしてください)
〇〇씨가 알아서 하시면 됩니다. (〇〇さんが思ったとおりにしてくれればそれでいいです)
という言葉を聞きます。
もちろん「任せてくれるなんて太っ腹!」と思っていい表現なのですが、
なんとなく「そんなことまで考えるのが面倒くさい」というようなニュアンスも・・・・
含まれて・・・いるような・・・気がするのは、私だけでしょうか?
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「言葉を知り、文化を知り、人を知る」をモットーに、東京・虎ノ門で韓国語講座を開講。「趣味の韓国語」、「シゴトの韓国語」などのクラスから実践的な通訳や映像翻訳の技術が学べる講座まで、あらゆるレベル、ニーズに応えています。
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