とても似ている日本語と韓国語。
約束は약속(ヤクソク)、判断は판단(パンダン)などなど、挙げたら切りがありません。
元の漢字語が一緒なので、発音も似ているわけですね。
しかし、漢字語が多いビジネス韓国語頻出単語の中で、「おや?全然違うぞ。」
という単語がいくつかあります。
代表的なものは、「取引」の韓国語、「거래(コレ)」でしょう。
この「거래」に当たる漢字は「去来」です。
(中国語でも「去来」なのでしょうか?ご存知の方、教えてください。)
なるほど、取られたり引いたり(取ったり引かれたり?)する「取引」、
去っては来る、行ったり来たりの「去来」、という分けですね。
どうして別の単語を使うようになったのでしょう・・・。
「取引」は和製の漢字語なのでしょうか?
こちらもまた、ご存知の方は教えてください。
ちなみに「取引先」は「거래처(コレチョ)」ですね。
「取引先に、コレチョーダイ」で覚えてください。
(くだらなくて、すみません!)
■今週の一言、単語と会話 「’一杯行くか?’に対する答え方」
上下関係が厳しい韓国の会社。「今日これから一杯行くか?」と誘われても、
同僚と上司の場合では受け答えも全然違います。ちょっと見てみましょう。
<同僚の場合>
A:오늘 한잔 어때? ( オヌル ハンジャン オッテ?「今日一杯行くか?」)
B:좋네.(チョンネ、「いいね」)
完全にパンマル(友達語)。気軽に返していますね。
<上司の場合>
A’:오늘 한잔 어때? ( オヌル ハンジャン オッテ?「今日一杯行くか?」)
B’: 예,감사합니다.(ィエ、カムサハムニダ/はい、ありがとうございます)
一緒に行くかと誘われただけなのに、もう「ご馳走様です」というニュアンスで
「감사합니다.」と言っています。
しかしこう言われても上司は「おいおい、おごらせるつもりかよ」なんて思ったり
しません。
韓国では必ずといっていいほど上司が払うので、一杯行くかと誘われたということは、
イコール「ご馳走するよ」よいう意味になるのです。なので、いきなり「감사합니다.」 でも
ずうずうしくないのですよ。
またこんな受け答え方もできます。
예,알겠습니다.(ィエ、アルゲッスムニダ/はい、分かりました)
これは上司に「No」と言えない韓国の縦社会を微妙に表していますね。
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