日本の大学の卒業式シーンですっかりお馴染みになった「袴(はかま)」。
これはその昔、学問には縁のなかった日本の女性が、女学校に通い出した頃、
普段着ている着物姿では不便だと、下に男性のような袴を着けるようになったのが
始まりだそうです(大股で闊歩できるようにでしょうか)。
卒業式というと、女性は袴姿、男性はスーツ姿というのがここのところの傾向でしょう。

さて、「新学期」というと、日本は4月ですが、韓国は3月なのです。というと、いわゆる
卒業式シーズン、というのは、2月末頃になるのです。
韓国の卒業式も、とても華やかです。家族や友人が集い、卒業生を囲んで記念写真。
溢れる笑顔と花束。就職難で大学を出ても勤め先がないと言われる韓国も、この瞬間
ばかりはそんな暗い話題を忘れさせます。
さてそこで、韓国の大学生の卒業式のファッションは

「학사모」 (ハクサモ/学士帽) 
そして、
「졸업가운」 (チョロプガウン/卒業ガウン)
です。

韓国の大学生達のこのスタイル、いいなぁ、と思います。学生の本分は言わずもがなの
「学問」。このスタイルを見ると、学生時代、お金がないながらも苦労して学業に励み、
学位を取りました。というような、古き良き学生らしさを感じさせます。
実際どうであるかはさておき…。

旅行等ではなかなか見ることのできない光景かもしれませんが、機会があれば是非
見てみて欲しい韓国の文化・光景の一つです。




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