先日、お昼のプライベートレッスンにいらしている受講生のIさんが、こうおっしゃいました。
「先生、韓国語の[우주인(ウジュイン/宇宙人)]って、宇宙に行く人(宇宙飛行士)
のことを言うらしいんです。そうすると、エイリアンって、なんて言うのでしょうねぇ」
ええっ!(衝撃) そ、そうなんだ。早速韓国人先生に聞いてみると、
「ああ、[외계인(ウェゲイン/外界人)]のことですね。
[우주인(ウジュイン/宇宙人)]は、確かに宇宙飛行士のことも言いますが、
やはり、[외계인(ウェゲイン/外界人)]のことだというイメージが強いですよ。
宇宙に行く人を言う場合は[우주비행사(ウジュピヘンサ/宇宙飛行士)]
と言ったほうがピンとくると思います。」
ふーん。なるほど~。調べたところ、NAVERには、こんな例文が載っていました。
1.우주여행을 하고 돌아온 우주인 (宇宙旅行をし、帰ってきた宇宙人←直訳)
2.달에 착륙한 아폴로 우주인들 (月に着陸したアポロ宇宙人達←直訳)
3.우주인으로 뽑히다. (宇宙人に選ばれる←直訳)
4.외계에서 왔다는 우주인을 만났다. (外界から来たという宇宙人に会った←直訳)
ほほう。[우주비행사(ウジュピヘンサ/宇宙飛行士)]と言った方が良いとしても、
우주인(ウジュイン/宇宙人)]とも言える、ということは間違いではないようです。
またそのとき話題が出たのですが、英語の[alien(エイリアン)]は、
「宇宙人」の他に、「外国人」という意味があるんですね。
Iさんによると、空港の入出国手続のブースに「Alien(エイリアン/外国人)」と
書いてあるのを見たことがある、とのこと。
えー、「Foreigner(フォーリナー/外国人)」じゃなかったっけ?と、
たまたま居合わせた英語が達者なRさんに聞いてみたところ、
「確かに以前は[Alien(エイリアン)]と書いてあったような気がしますが、
あまり良いイメージがないので、今は外国人という意味ではあまり使わないですよ。
差別的だという意味では、[Foreigner(フォーリナー)]もそうともとれるので、
確か今では、[Nonresident(ノンレジデント/非居住者)]と言うことが多いような……」とのこと。
わー、奥が深い。宇宙人から、こんな話にまで発展しました。
それにしても、みなさん語学達者です!本当に、感心してしまいました。
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