■今週の一言、単語と会話  「名刺が切れてしまいました」

よくあります。こんなシチュエーション。
初めてのミーティングや商談なのに名刺の補充を忘れてしまったり、思ったより
多く配る必要があったりして、名刺切れ。私はこの瞬間、かなりブルーになります。

 さておき、そんなときに使うとっさの一言。

죄송합니다. 명함이 떨어졌습니다.
(チェソンハムニダ。ミョンハミ トロジョッスムニダ。)
(すみません、名刺を切らしてしまいました)

この「떨어지다(トロジダ)」を使うのがポイントです。
私はこの表現を身に付けるまで、恐らく「없어지다(オプソジダ)」を使っていました。
両方とも「なくなる」という意味にはなるのですが、「使い切ってなくなった」という
ときは、前者の「떨어지다(トロジダ)」を使うのが適切です。

結構いろんな場面に使えるんですよ。(Niceな「言い訳用語!」)

「종이가 떨어져서 복사할 수 없었어요.」
(チョンイガ トロジョソ ポクサ ハルス オプソッソヨ)
(紙が切れてしまってコピーできませんでした)

お店で店員さんが「品切れvを告げるとき
「죄송합니다, 손님. L사이즈가 떨어졌습니다.」
(チェソンハムニダ、ソンニム。Lサイズガ トロジョッスムニダ)
(申しわけございません、お客様。Lサイズは品切れております。)

この「떨어지다(トロジダ)」、他にも「へえ~、そんな使い方するんだ」という意味をたくさん
持っている言葉です。

・계단에서 떨어졌어요. (階段から「落ちました」)
・시험에 떨어졌어요. (試験に「落ちました」)
・부모님과 떨어져서 살고 있기 때문에 섭섭해요.(両親と「離れて」住んでいるので寂しいです)

などなど・・・
私の持っている辞書はこの「떨어지다(トロジダ)」の意味が15種類も載っています。
気になる方、調べてみてください。他にどんな意味を持っているでしょうか。


03年の外国人観光客数の統計が出ました。
1位が韓国人で917,590人(前年比21.2%)、2位が台湾人で681,480人(前年比-11.4%)
3位がアメリカ人で350,674人(-15.1%)だそうです。(国際観光振興機構調べ)
 昨年1位の台湾を、韓国が抜いた形になりました。

 これを聞いた瞬間、私は更に「韓国語を話す日本人がもっと必要だな」と思いました。
だって、日本に来てくれるお客様ですから、その国の言葉でおもてなしをして差し上げる
ということは、サービス精神の基本でありましょう。

 韓国の人はその辺はとてもしっかりしているので(ホスピタリティー面でも、商魂という
面でも) 昔から多かった日本人観光客のために、本当は反日感情があるのにも関わらず
日本語を話してくれていました。

 先日韓国に行って驚いたのは、韓国を旅する中国人観光客の多さでした。
(経済的に豊かな人が増えたのと、韓国文化ブーム「韓流」の影響です)
するとさすがです。ウォーカーヒルのカジノでは、中国人向けのゲームをたくさん取り入れ、
スタッフも片言ではありますが中国語を話していました。

 う~ん、スバラシイ。
このあたり、日本も見習いたいところですね。
観光産業に関わる方々がどんな取り組みをしているのか、気になるところです。(は)


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