当校には日本に来てからもう、何年にもなるという講師がたくさんいます。
この前、ある講師の先生と、日本に来て働き始めの間もない頃、
「あーここは日本なんだ、と文化の違いのようなことを感じたときはありますか?」と
伺ったところ、日本人はとても勤勉だ!というのが第一印象だったそうです。
よく聞かれる言葉ですが、どうして日本にはそのような印象がついたのか気になり、
いろいろ話てみたところ、実際の仕事をきちんとする事は当たり前ですが、
ちょっと空いた時間の使い方が勤勉だと感じられたそうです。

たとえば、全部の会社ではないかもしれませんが、大半の韓国の会社は
拘束時間中でも、私用電話など、仕事と関係ない事をしても大丈夫なのです。
もちろん、自分がやらなければならない仕事を片付けた、という前提があってですが…
それにしても、日本ではあまりない光景ですよね。

「でも로마에 가면 로마 법을 따라라(ロマヘカミョン ロマボベタララ)といいますから、
日本に来たら、その土地の文化に従わなければならないですよ。」と。

意味は『ローマへ行ったら、ローマの法に従え』

もう、お分かりですね。日本で言う、‘郷(ごう)に入(い)っては郷に従え’です。
ちょっと調べてみたところ、この諺は多くの国では‘ローマへ行ったら、
ローマの法に従え’の方で使われているようです。へぇ~

‘すべての道はローマへ通ず’の様に、ローマをそのまま使っている諺が日本にあるのに、
なぜ、ローマの代わりに郷という言葉を使うようになったのでしょうか?
この機会に、意味は同じでも日本と韓国で、表現が違う諺を調べてみたいと思いました。







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