以前お届けした「어떻게 오셨어요? (オットケオショッソヨ/今日のご用件は?)」に似た話ですが、
日本語話者が誤解しやすいビジネス韓国語がもう一つあります。
訪問先の企業の受付で、こんな風に聞かれたとしましょう。
「어디서 오셨습니까?」 (オディソ オショッスムニカ?←★今回のポイント)
「회사에서 왔습니다」(フェサエソ ワッスムニダ/会社から来ました)
または、
「도라노몬에서 왔습니다」(トラノモネソ ワッスムニダ/虎ノ門から来ました)
一見スムーズに見えますが、この応答はかなり「とんちんかん」。
「어디서(オディソ)」は、「どこから」。「오셨습니까?(オショッスムニカ)」は「いらっしゃいましたか」。
なので、「どこからいらっしゃったのですか?」と聞かれたと思い、
思わず地名や場所を答えてしまうのですが、「へっ(笑)」という反応をされてしまうかも。
実はこの「어디서 오셨습니까?」は、こちらの会社名等の所属先を尋ねています、
日本語で言うと「どちら様ですか?」という意味に相当します。
「일본 시스템의 야마시타입니다.」
(イルボンシステメ ヤマシタイムニダ/日本システムの山下です)
「I.K.Bridge의 하타노입니다.
1시에 김 수미 씨와 약속을 했습니다.」
(アイケーブリッジエ ハタノイムニダ。ハンシエ キムスミシワ ヤクソグル ヘッスムニダ
/I.K.Bridgeの幡野です。1時にキムスミさんと約束をしています)
というような会話が続きます。
ちなみに、「누구십니까?(ヌグシムニカ?/どなたですか?)」でも良いじゃん、
と思われるかもしれませんが、もちろん意味は通じるものの、
若干「あんた誰?」というようなニュアンスがなきにしもあらずなのです。
そう、ビジネスにはふさわしくないのでご注意を!
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