最近執筆した「All About 韓国語」の最新記事「はじめての韓国語スピーチ」で
紹介したフレーズの一つです。

「저희 가족에 대해 소개하고자 합니다」
(チョイ カジョゲテヘ ソゲハゴジャ ハムニダ/私の家族について紹介しようと思います)

ここで注目すべきは、「-하고자 합니다 (ハゴジャ ハムニダ)」。このフレーズは、
ちょっとしたスピーチ、プレゼンテーションなど、改まった場所で話すときに、
冒頭でよく使われるフレーズです。

私たちが一般的に韓国語を学ぶステップの中で「~しようと思います」を表現しようとすると
以下のような文章になるでしょうか。

「저희 가족에 대해 소개하겠습니다」
(チョイ カジョゲテヘ ソゲハゲッスムニダ/私の家族についてご紹介いたします)

「저희 가족에 대해 소개하려고 합니다」
(チョイ カジョゲテヘ ソゲハリョゴ ハムニダ/私の家族について紹介しようと思います)

あくまでも私の印象ですが、前者は表現としては間違っていないですし、
改まった席ではふさわしいとも言えるのかもしれませんが、少し硬い、冷たい感じがして、
「これから発表する私の話は面白いですよ」、「是非聞いて欲しいです」というような
ニュアンスがあまり感じられないです。

後者の「-하려고 합니다」ですが、この表現はどちらかというと、スピーチの最後にくるような表現ですね。
これこれこうなので、私はこうするつもりです、というようなときに使うの良いかもしれません。
「これから私の話を聞いて欲しい」というような時に使う表現ではない、と言えます。

さらに気をつけたいのは、「紹介しようと思います」という日本語から、
「思います」の韓国語-「생각하다」を使ってしまうこと。
例えば、「소개하려고 생각합니다
(ソゲハリョゴ センガッカムニダ)」というような表現は、完全にNGですので、
日本語ネイティブの方は注意したいですね。

日本語は「思います」を多用するな、と韓国語を勉強する中で感じました。
ビジネスの場面では、注意したいときもあります。





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