マレーシア、クアラルンプールで行われた韓国語雄弁大会。
100名以上の韓国の方と過ごしたのですが、こうして大勢の韓国の方々と一緒に過ごしてみると、
忘れかけていた言い回しや彼らの行動パターンなど、いろいろ思い出されます。

今回ご紹介するのは、韓国語の「おはようございます」。
え? 韓国語の「おはようございます」は、「안녕하세요?(アンニョンハセヨ)」、
もしくは「안녕하십니까?(アンニョンハシムニカ)」でしょ? 朝・昼・晩、一緒でしょ?
とお思いでしょう。はい、その通りです。

しかし、今回彼らとの生活でふと使ってみて、あ、この場合ヘン!!と思った瞬間があったのです。
それは、こんなとき。
ホテルの部屋は一部のVIPを除き、すべて2人部屋でした。
私は、ドイツから参加した在独韓国人の高校生の女の子と同室。
彼女にとって、私はアジュンマ(おばさん)です。あ、関係ないですね。
朝、目覚めたとき、彼女はすでに起きていました。私が「おはようございます」と言おうとし、
とっさに「안녕하세요?(アンニョンハセヨ)」と言ったのですが、
その瞬間「あれ?なんかおかしい」と感じました。

実は、この場合にふさわしい韓国語は、
「안녕히 주무셨어요?」
(アンニョンイ ジュムショッソヨ?/よくお休みになられましたか?)
なのです。
その後、朝食バイキングの席で、集合したロビーで、バスに乗り込んで、
「おはようございます」と言う時は、みなさん「안녕히 주무셨어요?」(アンニョンイ ジュムショッソヨ)
と言っていましたね。
なんとなく「안녕하세요?(アンニョンハセヨ)」は、別々のところから、
ある一つのところに来たときに使う言葉のような気がします。

今回のように、一つ屋根の下で寝泊まりし、お互い顔見知りのような場合は
「안녕히 주무셨어요?(アンニョンイ ジュムショッソヨ)」が、なんとなく自然ですね。

ちなみに、相手が子供だったり、親しい間柄の場合は、
「잘 잤어?」 (チャル ジャッソ?/良く眠れた?)
「잘 잤어요?」 (チャル ジャッソヨ?/良く眠れました?)
でOK。

これらを使い分けられるようになると良いですね!



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