韓国語では、「プレゼント」は、「선물(ソンムル)」。「お土産」も、「선물(ソンムル)」。
(ただし、同じ「お土産」でも、単に自分の物として買ってきた物に関しては、「선물」は
使わないのでしたね)
日本語話者の感覚からすると、「お土産」と「プレゼント」は全然違います。それを
韓国語では「선물」と一語で言ってしまうのですから、ちょっともどかしいです……。
もう一つ、私が常日頃「日本語で、それとこれはかなり違うんだけど、韓国語では一つ
しかないんだよなぁ」と若干もどかしく思う単語があります。それは、韓国語の、
「부채」 (プチェ)
「扇子(せんす)」という意味と、「うちわ」という意味があります。
(「負債」という意味もありますが、これは置いておいて)
ティッシュのように、道端で配っているうちわも「부채」。綺麗な色や絵が施され、高級な
布で作られた扇子も「부채」……。うう、もどかしい……。まぁ、これはどうしようもない
ことなのですが。
気を取り直して、「부채」に関連した知っトク表現をご紹介いたしましょう。皆さんは、
「부채질」 (プチェジル)
という言葉をご存じでしょうか。早速ですが、こんな風に使います。
A:「아휴-. 더워라」(アヒュ~ トウォラ/ああ、暑いなぁ)
B:「더우면 부채질이라도 해」(トウミョン プチェジリナ ヘ/暑かったらうちわででも扇いだら)
お分かりでしょうか。「부채」に、反復的動作・行動を表す「질」が付いて、
「부채질」という一言だけで「扇子やうちわをあおいで風をおこすこと」という意味に
なるのです。これは便利!また、韓国の芸能の中の一つ、
「부채춤」 (プチェチュム/扇の舞)
はとても美しいですよね。機会があったら是非観てみてください!
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