「私、中途なんです」「中途で入りました」

日本語話者なら、この一言を発する人がどんな人なのか、どんな状況で話されるのか
ピンと来ますよね。そう、新卒ではなく、ある程度の社会経験があり、転職をした人が
新しい職場などで「私は中途採用で(この、今の会社に)就職しました」という風に話す
とき言います。

さて、韓国語の場合、それを直訳し、

「저 중도예요」 (チョ チュンドエヨ)
「중도로 들어왔습니다」(チュンドロ トゥロワッスムニダ)

と言っても通じません(「중도채용(チュンドチェヨン/中途採用)」という言葉は
ありますが)。それでは、どう言えば良いのでしょうか。大きく2つに分かれます。

●同じ業界に転職した場合

저는 경력직입니다.
(チョヌン キョンニョッチギムニダ/私は経歴職です)

●違う業界に転職した場合

저는 신입사원입니다.
(チョヌン シニプサウォニムニダ/私は新入社員です)

まず前者、「경력직」は、「경력사원(キョンニョッサウォン/経歴社員)」とも言われ、
同じ業界から移ってきて、その業界のキャリアがある人、即戦力のある人、という
意味合いになります。

そして後者、「신입사원」ですが、違う業界に転職した場合はこう言わざるを得ないでしょう。
「신입사원(新入社員)」というと、ピカピカの新卒……というようなイメージがつきまとい
がちですが、その「新卒」は、

「초대졸」(チョデジョル/初大卒)

という言葉が当てはまるでしょうか。(この言葉は’大卒’に限っていますが……)

「초대졸(新卒) 신입사원 모집」
(チョデジョル シニプサウォン モジプ/新卒新入社員募集)

人材募集の公告などで、以上のような文句をよく目にすることがありますね。
諸々、参考になさってください!



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