先日、当校の受講生のAさんとお話しをしていたときのこと。

Aさん:「ビジネス系の単語をたくさん勉強できると良いですね。例えばこの前授業に
    出てきた’エロサハン’とか」
私: 「えっ!? エロ……?(’サハン’は’사항(事項)’かな。とすると、エ、エロ事項??)」

’エロ事項’と聞いて、「えっ?」と、その響きに驚かれた方も多いのでは。しかし、この
’エロ事項’は、れっきとしたビジネス韓国語なのです! その正体は、

「애로」 (エロ/隘路→あいろ、と読みます)

この「隘路(あいろ)」、私は恥ずかしながら初めて聞いたのですが、辞書を引くと、
「物事を進める上で妨げとなるものや条件。支障。難点。ネック」とあります。
よって、オフィス等ではこのように使われます。

例:애로사항이 있으면 언제든지 말씀하세요.
(エロサハンイ イッスミョン オンジェドゥンジ マルスマセヨ/問題があればいつでもおっしゃってください)

そうです、これは、

例:문제 있으면 언제든지 말씀하세요.
(ムンジェ イッスミョン オンジェドゥンジ マルスマセヨ/問題があればいつでもおっしゃってください)

例:무슨 일이 있으면 언제든지 말씀하세요.
(ムスンニリ イッスミョン オンジェドゥンジ マルスマセヨ/何かあればいつでもおっしゃってください)

に言い換えることも可能ですね。当校のネイティブ先生によると、「애로사항(隘路事項)」は、
「若い人はあまり使わないような……、あと、男性が多く使いますね」とのこと。
オツなビジネス韓国語です。是非使ってみてください。

(★おまけ:日本語の’エロ’に相当する韓国語は、야하다(ヤハダ)、そして、에로(エロ)
です。例:에로 영화(エロヨンファ/ポルノ映画)。「애」と「에」の母音違いですね。
しかし、’エロサハン’と聞けば、ビジネス的なイメージが先行するとのことなのでご安心を!)


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