10年程前、韓国に長期留学したときのこと。下宿の部屋にテレビや電話を
引くことが留学生の初期の大仕事の一つで、私は知り合いが譲ってくれた
中古のテレビを下宿に持ち込みました。それを接続するにあたっては、
他の下宿生(韓国人学生)が手伝ってくれました。

かなり古いテレビでしたが、いろんなコンセントやコードをつなぎ……、
映りました!

「나왔다, 나왔다!」(ナワッタ、ナワッタ!)

と歓声を上げる韓国人学生達。私は映ったことを一緒に喜びながらも、
この韓国語が気になって仕方がありません。

「나오다(ナオダ)」……は、「出てくる」。
すると、「나왔다(ナワッタ)」は、「出てきた」。
へぇ~、日本語で「映った」いう表現は、韓国語でこう言うんだ。

この「나왔다(ナワッタ)」、韓国人との会話でかなり頻繁に登場する
単語です。例えば、一緒に撮った写真を見ながら、

「어, 잘 나왔네.」
(オ, チャル ナワンネ/あ、良く写ってる)

このように、写真の写りが良いときによく使う表現です。
そしてもう一つ!

「책이 나왔습니다!」
(チェギ ナワッスムニダ!/本が出ました!)



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