「サッカー選手」に「野球選手」、この「選手」は「선수(ソンス)」ですね。
単にスポーツなどの「選手」という意味でなく、韓国語ではこの「選手」を
比喩的に楽しく使うことがあります。例えば、

저는 3년동안 한국 시어머니와 같이 살아서
김치를 담그는 데는 선수가 되었어요 .
(チョヌン サムニョントンアン ハングッ シオモニワ カッチ サラソ
キムチルル タムグヌン デヌン ソンスガ テオッソヨ/
私は3年間韓国人の義理の母と同居していたので
キムチを漬けるのに選手になりました→キムチを上手に漬けることができます)

このように、何かの腕が玄人並み、というときに「選手だ」ということができます。

2つめ。これは俗語的な使用になると思いますが、浮気者(遊び人)の男性を「선수」
と表現したりもします。

A:영업부 박태원 씨가 또 다른 여자와 팔짱을 끼고 걸어가더라.
B:정말? 역시 선수였구나.
(ヨンオップ パクテウォンシガ ト タルン ヨジャワ パルチャンウル キゴ コロガドラ/
営業部のパク・テウォンさんがまた違う女性と腕を組んで歩いてたよ)
(チョンマル? ヨクシ ソンスヨックナ/本当?やっぱり選手だったんだ→遊び人だったんだ)

そして……、ご紹介しようかどうか迷いましたが、話しついでに……。
以前、「선수촌」(ソンスチョン/選手村)という韓国語を聞いたことがあります。
もちろんオリンピックの「選手村」から来ているのですが、夜の繁華街に出勤して
いく女性の方々が多く住む동네(トンネ/町)のことを、こう比喩するのだとか。

当校の韓国人先生に聞いてみたところ、「選手村」をそんな風に使うだなんて
聞いたことがない、とのこと。なるほど、たまたま私が話しをした方の周辺で
使われていた言葉かもしれません。しかし、その言葉の使い方が韓国的ユーモア
があるなぁ、とも思いました。参考に……ならない言葉ですね。
さらっと読み飛ばしていただければ幸いです(笑)。


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