同じ漢字でも日本語と韓国語で随分使われ方が違うな~と思った言葉が
あったのでご紹介致しましょう。それは「景況」。
日本語で用いる「景況」は、主に世間の景気の状態のことを言いますね。
「IT業界の景況は、概ね良い」など。話し言葉ではあまり使われないかも
しれません。
さて、韓国語の「景況」は、「경황(〔景況〕キョンファン)」。
韓国語では、こんな使い方をするのです。
아까는 경황이 없어서 전화를 못 받았어요.
(アッカヌン キョンファンイ オプソソ チョナルル モッパダッソヨ/
さっきは余裕がなくて電話を受けられませんでした)
저번 주에 한국에 갔었는데 경황이 없어서
인사를 못 드리고 와서 죄송해요.
(チョボンチュエ ハングゲ カッソンヌンデ キョンファンイ オプソソ
インサルル モットゥリゴワソ チョソンヘヨ/
先週韓国に行っていたのですが、余裕がなくてご挨拶せず帰国してしまい
申し訳ありません)
そう、韓国語の「景況」は、「余裕、ゆとり」を意味するのです。
「정신이 없다(チョンシニ オプタ/バタバタしている)」、
「시간이 없다(シガニ オプタ/時間がない)」などに言い換えることが
できますが、これらより丁寧な印象を与えます。
ぜひ覚えておきたい表現の一つです!早速使ってみてくださいね。
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