先日、当校の「シゴトの韓国語」コースに入られたFさんがこんな風に
おっしゃっていました。

周囲の先輩、同僚の方々が電話口で「다름이 아니구요(タルミアニグヨ)~」
って言ってるんですけど、こういう言い方、よくするんですか?

「다름이 아니라(タルミ アニラ)」……、「他でもなく」。
そうですね、電話口で使う方もいらっしゃると思います。電話口に限らず、
ビジネスレターで話を切り出すときなどによく使う表現です。

ただ、韓国関連の仕事に就いて間もないFさんとしては、耳慣れない、
そして使い慣れない表現で、なんだか上手くいえなさそうだ、というご様子。

私は電話口で話しを切り出すときに、どんな表現を使っているかなぁ、と
考えてみました。実は「다름이 아니구요(タルミアニグヨ)~」は、
私も使い慣れておらず、私も慣れるまで違和感を覚えるような気がしました。
私の場合は話しを切り出すときにこう言っているかな……。

「그런데 권 사장님, 새로운 교재에 대해서 말입니다」
(クロンデ クォン サジャンニム、セロウン キョジェエテヘソ マリムニダ/
ところでクォン社長、新しい教材についてなんですが)

「그런데+名前、切り出したい内容+에 대해서 말입니다」
という公式?も使えるのではないかと思います。
「그런데」の後に相手の名前を入れると、ぐっと近づいてお話しをするような
印象を与えることが出来ます。そして、ポイントは「에 대해서 말입니다」ですね。
教科書には載っていないかも知れませんが、生きた韓国語です。
是非、使ってみて下さい!


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