以前、聞いてびっくりした韓国語としてこんな表現がありました。

「하타노 씨, 얼굴이 안 좋아요」
(ハタノシ オルグリ アンジョアヨ)

ええっ!? 「顔が良くないです」!? ……
その後の文脈から、「顔色が良くない」と言っているのだということが
分かりました。

そうなんです。韓国語では疲れていたり心配事があって、顔色が悪いとき
「얼굴이 안 좋다(オルグリ アン ジョッタ)」を使うのです。

ふ~む。そうとは知っても、いくら韓国語でも「顔が悪いですよ」は、
どうも使いにくい。そこで私は、

「안색이 안 좋아요」
(アンセギ アンジョアヨ/顔色が良くありません)
を使っていました。これなら私たち日本語話者も抵抗なく使えますよね!

しかし、ふと韓国語の「顔が悪い」と「顔色が悪い」の違いは何かあるのか
と思い、周囲の先生方に聞いてみたところ、

同じように使えるけれども敢えて言えば、韓国語の「顔が悪い」は、
何かショックなことがあったり心配事があったりして心理的に落ち込んで
いるようなとき。「顔色が悪い」は何か健康上の問題があるようなときに
使うことが多い、とのことでした。

さておき、韓国の方から韓国語で「顔が悪いです」と言われても、
ビックリしないでくださいね!


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