本日は「この韓国語、面白い表現だよな~」とかねてから思っているものを
一つご紹介致します。

かなり前ですが、韓国人の知り合い(女性)と韓国語でおしゃべりしていた
とき、好みのタイプは?というような話になりました。
そこで私が「カッコイイ男性は少し苦手です」と言い、その理由を
「カッコイイ男性はモテるからその分遊んでしまう気がする」
(すみません!すべての方がそうではありません!)というようなことを
韓国語で説明すると、その女性が「それを、韓国語でどういったらいいか
教えてあげる」と、以下のように言いました。

「잘 생긴 남자는 얼굴 값을 한다」
(チャルセンギン ナムジャヌン オルグルカプスル ハンダ/
カッコイイ男性は、顔の対価を払う)

ほほう~。すっきりした文章になりました。「값」は「値段」だけでなく
「値打ち」「対価」というような意味もありますが、このように使うんですね。
直訳するといまいちな日本語ですね。冒頭のエピソード紹介で、それがどんな
意味になるかは分かって頂けると思います。

そして最近、また違った「값」に出会いました。とある先生の旦那様に初めて
お目に掛かりました。「남편 분이 젊어 보이시네요-(ナンピョンブニ チョルモ
ボイシネヨ/旦那さん、お若く見えますね)」という私の言葉に先生が、

「나이 값을 못해서요」
(ナイ カプスル モッテソヨ/歳の値打ちがなくてですね)
→こちらは「その歳に見えない」ということを少し卑下して言うセリフです

カッコイイ男性……。数日前、俳優の瑛太さんと木村カエラさん結婚の
話しが話題になりましたが、私は新聞で瑛太さんの写真を見るまで、
瑛太さんというのはウエンツ瑛士さんのことかと思っていました。
小さい頃、親がよくつぶやいていた「最近の芸能人はみんな同じ顔に
見える」という気持ちがとてもよく分かる今日この頃です(笑)。


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