授業が終わってお帰りになる韓国人先生方の「お先に失礼しま~す」。

韓国語で何て言っていると思いますか? こういうふうに言っています。

1.먼저 가보겠습니다 (モンジョ カボゲッスムニダ)

2.먼저 들어가보겠습니다. (モンジョ トゥロガボゲッスムニダ)

これらの表現、日本語話者の私としては考えれば考えるほど「フシギ」なんです。
1の文章を直訳?すると、「お先に行ってみます」。 なぜシンプルに、
「먼저 가겠습니다」 (モンジョ カゲッスムニダ)と言わないのか。

さらには、2番目の文章。「들어가다」は本来「中に入る、入っていく」という
意味です。なのに、なぜ帰るときに使うのか。
しかもここでも「-아/어 보다(~てみる)」と共に使われているし。

そういえば、電話を切るときも「들어가세요」と言ったりしますね。
そういえばこれも最初聞いたときは「なんじゃ?」と思ったものです。

ううむ、フシギです。先生方に聞いても、一様にして「自然とそう言ってきた」
という反応ですし。

「가보다」「들어가보다」は、少し謙遜するようなニュアンスがあるかな……
とも思い聞いてみたところ、例えば社長さんが帰るとき「난 이제 들어가볼게」
(ナン イジェ トゥロガボルケ/わたしはもう帰るよ).」などと言うそうです。
うーむ……。

いまいち納得いきませんが、使えばネイティブらしい韓国語になるのも確か。
いろいろ考えず、素直に使っていくしかないのでしょう。使ってみると……
あ、なんだか韓国人になったような気分です(^^)。



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