先週、韓国語に多い「反語」について書かせていただいたところ、当校受講生の
Sさんからこんなお便りを頂戴しました。
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韓国語では反語表現多いですよね。私はドラマを見ていて常々感じていました。
母娘の会話で、どこかに出かけてしまって家にいない妹の行方を、 姉に聞いて
いるという場面で、日本語字幕では単なる「知らない」の一言でしたけど、実際は、
내가 어떻게 알아 ?
(ネガ オットケ アラ?/〔直訳〕私がどうして知っているの?)
でした。実際のところは知ってるけどしらを切ってる場面だったので、ニュアンス
的には反語がぴったりなんでしょうけど、でも、日本語であれば、まずは「知ら
ない」と答え、その後、さらに追及されたら「なんで私が知ってるの?」と逆切れ
していくという流れ(笑)だろうなと思った次第です。
根っこで伝えたいことは一緒でも、表現が違いで文化や国民性の差が出るから
やっぱり語学学習は楽しいんですよね。
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なるほど、確かにそうですよね。「オットケ アラ?」はよく聞く反語表現のひとつです。
日本語の場合、知らないことを強調するときも、「だから知らないってば」等になる
ような気もしますね。さらには、
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反語といえば、「私が、どれだけ○○なのか、あなたは知らないでしょう?」
的な表現も多用されるなあと感じてます。
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確かにそうです!例えば、
내가 얼마나 고생했는지 모르죠 ?
(ネガ オルマナ コセンヘンヌンジ モルジョ?/私がどれだけ苦労したか知らないでしょ?)
などでしょうか。なるほど~~!これは自分の努力や苦労をアピールする際、
韓国人がよく使っています。有り余るほど?記憶にあります(^_^;)
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日本語だと、強調したい時とか意味をこめたい時には反語にしますけど、
韓国語は日常的にこの表現ですよね。こういった反語的表現を、するーっと
使えるとネイティブへの道なんでしょうが、まだまだです。
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心の奥底にグッと迫る勢いを持つ反語表現。韓国人が多用するのも分かる気が
しますね。私も反語表現の使用を今後ねらって?みようと思います。ふふふ…。
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「言葉を知り、文化を知り、人を知る」をモットーに、東京・虎ノ門で韓国語講座を開講。「趣味の韓国語」、「シゴトの韓国語」などのクラスから実践的な通訳や映像翻訳の技術が学べる講座まで、あらゆるレベル、ニーズに応えています。
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