韓国にお住まいの方でこのメルマガを読まれている方にとっては「何を今更」
と思うようなお話かと思いますが、結構知らない方もいらっしゃるようなので
取り上げさせて頂きます。

数年前まで、韓国では土地やマンションの広さを表すとき、日本と同じく
「坪(つぼ)」で表すのが一般的でした。例えばこんな風に……

A: 새로 산 아파트 몇 평이야?
(セロ サン アパトゥ ミョッピョンイヤ?
       /新しく買ったアパート何坪ですか?)
B: 50평이야. 괜찮은 편이지?
(オーシッピョンイヤ ケンチャヌン ピョニジ?
       /50坪だよ。結構良い方でしょ?)

しかし、今ではこのように言われることが少なくありません。

A: 새로 산 아파트 얼마나 넓어?
(セロ サン アパトゥ オルマナ ノルボ?
       /新しく買ったアパート、どれくらいの広さ?)
B: 165제곱미터야. 괜찮은 편이지?
(165チェゴンミトヤ。ケンチャヌン ピョニジ?
       /165平方メートルだよ。結構良い方でしょ?)

「はい?」とお思いの方もいらっしゃることでしょう。
「평(ピョン/坪)」は、約3.3平方メートルなのですが、韓国ではいま、
土地やマンションの広さをこの「平方メートル」で表すことが多いのですね。
日本語の「平米(へいべい)」と同じような感覚なのかもしれません。

「平方メートル」は韓国語で、「제곱미터(チェゴンミト/二乗メートル)」
「평방미터(ピョンバンミト/平方メートル)」という言い方よりも、
「제곱미터」の方が一般的です。

周囲の韓国人に聞くと、これまで「うちは○坪よ」「何坪くらいの部屋なの?」
などの会話に慣れ親しんだ30代以上くらいの人々はこの「平方メートル」の
言い方に慣れず、まだ「坪」で話しているようですが、20代後半くらいまでの
若い世代は自然に使っているようです。私は完全な前者ですね。

「うちは45坪よ」言われていたのを「うちは148平方メートルよ」と言われても
ピンと来ませんよね。

韓国は「変化」も速ければ、その「対応」も速いですね。さすがです!



※韓国語を配信・提供したい個人様または法人様は「お問い合わせ」ください。