最近、授業で使用した教材でこんな文章がでてきました。
A:どうしたんですか?具合でも悪いんですか?
B:ちょっと頭が痛くて……
これを韓国語にしてみるのですが、みなさんは「どうしたんですか?」を
どう訳しますか?
「どう」と聞くと「어떻게(オットッケ)」……。そして、「したんですか?」
→「しましたか?」だから「하셨어요?(ハショッソヨ)」となり、
「어떻게 하셨어요?(オットケ ハショッソヨ)」としたくなるかも
しれませんが、このシチュエーションでは不適切です。
「オットケ ハショッソヨ」では、「どのようにした(おこなった)
のですか?」という、方法を尋ねるような意味になってしまうのですね。
ここでの「どうしたんですか?」は、
「왜 그래요 ?」
(ウェ グレヨ?/〔直訳〕なぜそうなんですか?)
「무슨 일이 있어요?」
(ムスン ニリ イッソヨ?/〔直訳〕何かありましたか?)
になります。なるほど~。いかがでしたか?
とっさに出て来なかった方もいらっしゃったのではないでしょうか。
そのほかの日本語も注目ですね。
「어디 아파요?」
(オディ アッパヨ?/〔直訳〕どこか具合が悪いですか?)
「머리가 좀 아파서요 ...」
(モリガ チョム アッパソヨ/ちょっと頭が痛くて……)
「아프다」には「痛い」と「具合が悪い」という2つの意味が
あることはご存じでしょう。
また、「좀」は韓国語では動詞の直前に置くと自然な響きを持ちます。
例:그것 좀 주세요 (クゴッ チョム ジュセヨ/ちょっとそれ取って下さい)
このような自然な表現ができるようになりたいものですよね。
ドラマや映画をよく観ている方はシーンに合った自然な表現を
身につけられるかも知れませんね。目指しましょう!ナチュラル表現。
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「言葉を知り、文化を知り、人を知る」をモットーに、東京・虎ノ門で韓国語講座を開講。「趣味の韓国語」、「シゴトの韓国語」などのクラスから実践的な通訳や映像翻訳の技術が学べる講座まで、あらゆるレベル、ニーズに応えています。
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