つい先日、スタジオジブリの『借りぐらしのアリエッティ』を観ました。
少し胸が痛くなり、そして爽やかな感動を覚えるとても良い映画でした。
「借りぐらし」かぁ……韓国語で言うなら「빌려 살기 (ピrリョサルギ/
借りて暮らすこと)」とかかなぁ(ちなみに当映画の韓国語題は、
『마루 밑 아리에티 』(マルミッ アリエティ/縁の下のアリエッティ))。
日本語には「待ち合わせ」とか、便利な複合名詞が多いって、
むかし韓国人の友だちが言っていたっけなぁ……
なんて考えていて、留学時代にある一つの単語を説明するのに苦労した
ことを思い出しました。それは、「間借り」。
私は韓国留学時代、3ヶ月下宿生活をした後、間借りをしていました。
当時留学生が住まいのことを言う時は大抵、
「하숙을 합니다 」
(ハスグル ハムニダ/下宿をしています)
「기숙사에서 살아요 」
(キスクサエソ サラヨ/寄宿舎で暮らしています)
「자취를 해요 」
(チャチュィルr ヘヨ/〔直訳〕自炊をしています→独り暮らしをしています)
「원룸에 살아요 」
(ウォンルメ サラヨ/ワンルームに住んでいます)
のどれかで、こう言えばみんな「はいはい」となってくれるのですが、
「월셋방 에서 살아요 」
(ウォルセッパンエソ サラヨ/間借り(月払い部屋?貸部屋?)で暮らしています)
と言っても分かってもらえないことが多かったんです。留学生の間では
個人宅の一室を借りて住むという形態は珍しかったんですよね。
そこで私はいつも、
「단독주택의 한 방을 빌려서 살아요.
부엌은 마음대로 쓸 수 있고 자취를 해요.
같은 집에 사는 유학생이 2명 더 있어요」
(タンドッジュテゲ ハン パンウル ピルリョソ サラヨ。
プオクン マウムデロ スrスイッコ チャチュィルr ヘヨ。
カットゥン チベ サヌン ユハクセンイ トゥミョン ト イッソヨ/
一戸建ての一室を借りて暮らしています。
台所は好きなように使うことができ、自炊をしています。
同じ家に暮らす留学生があと2名います)
などと説明していたのですが、いや~面倒くさかったですね(^_^;)
それにしても、一戸建てにある家族が住み、さらに留学生が3人も住める家
ってどういう家だろうと思いませんか?そこは学校の隣町の高級住宅街で、
一つの家に浴室が3つあるような家でした。その家の家族構成は、ご夫婦、
フランス留学中の長男、私と同級生の娘さんでしたが、家があまりにも
広いし、少しの収入にもなる……と、間貸ししていたんだと思います。
学校までのアクセスが不便だったのが難点でしたが、静かに勉強できる点、
娘さんともう一人の留学生(女性)とだけ浴室を使えるという点がとても
良かったです(その前に住んでいた下宿は、一つの浴室を男女10人近くが
使用したので……)。
私の間借り生活の話をし出すと長くなるので、今日はこの辺で……(^^)。
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