先週の「’なぜ最初からこうしなかったのか’~どうやら反語
」の話題の続き
ですが、意識して聞いていると、韓国語には「日本語ではここで疑問文を
使わないよな」というような言い回しが本当に多いですね。

韓国文化院主催の「話してみよう韓国語」という大会があります。
単なるスピーチ大会でなく「韓国語で会話をする」喜びを体感できる
ユニークな大会で、当校からは東京大会初級部門へ2組4名の方が出場する
ことになりました。大会は12月11日(日)、練習を重ねる度に、会話が
どんどん生き生きしてきます。

初級部門には指定のスキット(台本)があり、そのスキットは部分的に変更
できたり、オチは自分たちで考えたりするのですが、今回のスキットはこんな
会話で始まります。

A:저,한국 분이세요?」
(チョ、ハングップニセヨ?/あの、韓国の方ですか?)
B:네.... 어떻게 아셨어요 ?」
(ネ…、オットッケ アショッソヨ/はい…。どうして分かったんですか?)
A:그 가이드북에 한국어가 ....
(ク ガイドゥブゲ ハングゴガ/そのガイドブックに韓国語が)
B:아, 이거요? 그런데 어떻게 한국어를 그렇게 잘하세요 ?
(ア、イゴヨ。クロンデ オットッケ ハングゴルr クロッケ チャラセヨ/
あ、これですか。ところでどうして韓国語がそんなに上手なんですか?)

これです、これ。すこし考えてみて下さい。日本語が上手な外国の方がいらっ
しゃったとしましょう。感心した。褒めてあげたい。皆さんはなんと言いますか?
私だったら「日本語、お上手ですね」です。

このスキットでは、上記のように褒められた日本語話者の人はこんなふうに
答えます。

A:아니, 잘은 못하지만 지금 학원에서 배우고 있어요 .
(アニ、チャルンモッタジマン チグm ハグォネソ ペウゴ イッソヨ/
いや、上手くはないですが、いま語学学校で勉強しているんです)

割と真面目に「どうして韓国語が話せるのか」を答えていますが、例えば
ここでは、

잘하기는요 .
(チャラギヌンニョ/上手いだなんて(上手くありませんよ))

아니, 아직 멀었어요 .
(アニ、アジン モロッソヨ/いや、まだまだです)

などと返しても良いんですね。

さて、このスキットは街中でガイドブック片手にキョロキョロしている
韓国人に日本人が声をかけます。すると、韓国人が道を尋ね、日本人が
案内してあげる。そして……という展開。オチは各出場者が考えます。
この先、二人がどんな会話をするか気になりませんか?

この大会はもちろん一般の方も来場可能。とても楽しい大会です。
是非皆さんも足を運んでみてはいかがでしょうか?



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