とても暑い時期や逆に今のようなとても寒い時期、教室ではこんな会話が
頻繁になされます。

「○○ 씨는 더위를 타는 편이에요 ?」
(○○シヌン トウィルル タヌン ピョニエヨ?/○○さんは暑さに
弱い方ですか?)

「저는 추위를 많이 타서 겨울은 싫어요 」
(チョヌン チュウィルル マニ タソ キョウルン シロヨ/私は寒さに
弱いので冬は嫌いです )

その昔、この「더위를 타다 (トウィルル タダ)」「추위를 타다
(チュウィルル タダ)」という表現を学んだとき、それまで「타다」と
いうと「(電車などに)乗る」という意味しか知らなかった私は、
「へぇ~」こんな言い方するんだ、と新鮮に思ったものです。

「타다」の意味は非常に多く、私の辞書では8番目の意味として出てきます。
辞書には「(季節や縁起などのため)状態が悪くなったり害を受ける」と
あります。なんだか大袈裟ですが、日本語の「暑さ(寒さ)に弱く、体調を
崩しやすい」等の意味を持ちます。

「추위를 타다」…、直訳しにくいので私はこの表現の解釈をするとき、
「暑さ(寒さ)の影響を受けやすい」と解釈し、覚えました。

そこで……

当校の教室で、どうしてもエアコンの冷気や暖気が行きにくく、
冬はストーブが必要、夏は扇風機が必要な教室があります。

この前、そのことを先生と話しながら、「この使い方合ってるかな?」と
思いつつも、瞬間的にこんなふうに言ったところ、

×「이 방은 추위를 많이 타요 .」
(イバンウン チュウィルル マニ タヨ)

やっぱりオカシイとのことでした(残念!)。

この場合は、以下のように言うと良いとのこと。

「이 방은 외풍이 심해서 좀 추워요 」
(イバンウン ウェップンイ シメソ チョム チュウォヨ/
この部屋は冷気が入りやすく少し寒いです)

ほほう、「외풍이 심하다 」と言うんですね。외풍は漢字語で〔外風〕。
意味は「すきま風、外から入る風」です。う~ん、すきま風が入るわけ
ではないのですが、外気の影響を受けやすい(冷気の場合を指す)
という意味で使えるとのことです。

皆さんの会社、暮らす部屋はいかがですか?
「외풍이 심하지 않습니까 ?」
(ウェップンイ シマジ アンスムニカ?/冷気が入ってきませんか?)

さてさて、なんでも失敗から覚えるものです。間違いを恐れず、
どんどん発していきましょう!



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