■今週の’知っトク’単語と会話 「歳を聞いたら」 

 韓国は「儒教の国」、まず歳を明らかにし、どういう言葉を使ったらいいか判断する。
一歳でも上だと敬語、年長者には最高の敬語、反対に同級生以下はぞんざいな
表現もOK・・・

 というのは、韓国や韓国語について少し学んだことのある方ならご存知のことで
しょう。

 先日、受講生の方々と授業後に軽く乾杯!をしたのですが、ある方がニヤニヤ
しながらこう尋ねてこられました。

 「선생님은 몇 살입니까?」(ソンセンニムン ミョッサリムニカ?/先生は何歳ですか?)

 あれぇ・・・知らないはずないんだけどなぁ、と思いながら答えると、
待ってましたといわんばかりに、

 「그렇게는 안 보입니다.」(クロッケヌン アン ボイムニダ /そうは見えません)

そして、

 「나이보다 젊어 보입니다.」
(ナイボダ チョルモ ボイムニダ /(実際の)歳より若く見えます)

一瞬良い気分になりかけましたが、自分は若く見える方じゃないし、変だな、
と思っていたところ、

そういうことだったんですね。
先週の授業で「歳を尋ね、答えが返ってきたときの返答を勉強した」というでは
ないですか。

なーんだ、そうか。と思いつつも、本当に言われたとしたら確かに気分が悪く
ないかな、と思います。

さらに気分が良くなるコメントは(特に女性)こちらとか。

 「어려 보이시네요.」(オリョボイシネヨ/お若く(幼く)見えますね)

「잚다」が一般的に「若い」という意味に対し、
「어리다」は大抵10代~せめて20代前半までに使える「若い(幼い)」という意味。

30代~40代の人にこれを言うと、
「さすがにそれはないでしょう(^_^;)」「わざとらしいんじゃない?」 となるので、
状況に合った使い分けをしてみて下さいね。

また、これらの表現が使えるのは主に女性に対してかな、とも思います。
20~30代の男性に対して言うと「頼りないのでは」という風に勘違いしてしまう
人もいるかもしれませんし。

ただ、もう少し年齢が上の方に「お若く見えますね」と言ったら男性でも嬉しいかも
しれません。やはりこちらも状況に合った使い方を考えてみてください。



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