韓国の人々がよく使うんだけど、なんだかスッキリ自分のフレーズとして
使えない……しかし、それが「あ、日本語のこれと同じなのか!」
「こうやって使えばいいんだ!」と分かったときのあのスッキリ感、
爽快ですよね。

私個人としては代表的なものとして、このメルマガを通じ、みなさんから
いただいたお便りでスッキリ使うことができるようになった「ウングニ」があります。
・第364号「ウングニ…が言ってみたい

・第365号「’ウングニ’ は、’何気に’だった!


あと思いつくのが「워낙 (ウォナッ)」。なんかこう、会話の中で聞くと
存在感のある音なんですよね。。グイッと深くえぐり取るような感覚を
覚えるこの単語、気になっていました。

辞書を引くと、「あまりにも」「なにしろ」。もう一つの意味として
「もともと」「元来」とあります。

副詞は意外と使うのが難しいんですよね。無くても意味が通じることも
あったりして、積極的に使えないものはどうしても避けてしまうんです。

しかし、存在感のある響きを持つ「ウォナッ」をどうしても使いたい私は、
欲張ることをやめ、日本語の「なにしろ」を言いたいときに使おうと思いました。

そうすると、結構使えるようになってきました。

오노 씨는 워낙 바빠서 몇 번 전화를 했는데도 안 받으세요 .
(オノシヌン ウォナッ パッパソ ピョッポン チョナルr ヘンヌンデド アン パドゥセヨ/
小野さんはなにしろ忙しくて、何度か電話をしたのですが出られません)

워낙 어려운 문법이라 한번에 이해를 못하는 것은 당연해요 .
(ウォナッ オリョウン ムンポビラ ハンボネ イヘルr モッタヌン 
ゴスン タンヨネヨ 
/なにしろ難しい文法なので、一度で理解できないのは当然です)

以上のように「워낙 바쁘다 (ウォナッ パップダ/なにしろ忙しい)」
「워낙 어렵다 (ウォナッ オリョプタ/なにしろ難しい)」など、
仲の良い別の単語とセットにして覚えるといいと思います。

「使える」表現は、どうしても「分かる」表現より数が劣ってしまうものです。
しかし「分かる」を「使える」ようにしていくのが語学学習の大きな目標
ですので、少しずつその数を増やしていくように努力したいものですね。



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