先日、とある先生が話された韓国語に「ムズムズ」きてしまったので、
ご紹介させていただきます。ここの「ムズムズ」は、「日本語話者として
その韓国語に違和感を覚えた」ということですね。そのとき、こんな会話を
していました。

私が教室のみんなに、
「시고토 중급 교과서가 없네요. 어디 있는지 아세요 ?」
(シゴト チュングプ キョガソ オムネヨ。オディ インヌンジ アセヨ/
シゴト中級の教科書がないですね。どこにあるかご存じですか?)

N先生「저한테 있어요 .」(チョアンテ イッソヨ)

私「……。(心の中で→チョアンテ イッソヨ……、チョアンテ イッソヨ……、
 チョアンテ イッソヨ……。う~ん、ムズムズする!)」

「저한테 있어요 .」を直訳しようとすると、「私にあります」です。
こんなとき、日本語だったら「私が持ってます」ですよね。
その韓国語は「제가 가지고 있어요 .(チェガ カジゴ イッソヨ)」
ですが、もちろんこれでも大丈夫であるものの、もっとも自然な
表現は、上記のN先生の一言になるようです。

「한테」は、「에게」の口語体。「(誰それ)に」という助詞で、
代表的な使い方は、

・사토 씨한테 전해 주세요 .
(サトシアンテ チョネジュセヨ/佐藤さんに伝えて下さい)
・아이한테 밥을 먹였다 .
(アイアンテ パブル モギョッタ/子供にご飯を食べさせた)

などですが、「저한테 있어요 .」というような使い方もするんですね。
なるほど~。お陰でひとつ、ナチュラルな韓国語表現が身に付きました!



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