子供が小学校に通うようになり知ったのですが、最近の小学校は「学校
公開日」というものがあるんですね。家族だけでなく、地域の人々が
「公開日」に学校に入ることができ、自由に授業を見たりできるのです。
「どの授業でも見ることができる」と聞き、私はとっさに「英語の授業を
見よう!」と思いました……が、英語の授業は設定されていませんでした(残念)。
しかし、とても興味をそそるテーマがありました。6年生の国語「伝えにくい
ことを伝える」というテーマです。行ってみると、このような内容でした。
「Aくんがクラスに一つしかないボールをいつも独り占めしている。
どうしたら良いだろう」
1.「一人で使っていてずるいよ。自分勝手だよ」と言う。
2.「僕もボールで遊びたいな」と言う。
3.「ボールは一つしかないから、どうしたらみんなで使うことができるか
話し合おう」と言う。
それぞれ、言われたらどんな気持ちがするか、どう答えがちなのかを児童
がシミュレーションし、感想を述べ合っていました。こういうことも国語で
勉強するんですね~。
私がこの授業を見たいと思った理由は、「仕事における万人(ばんにん)の
苦悩は、’伝えにくいことを伝えなければいけない’ことにあるのではないか」
と思ったからです。
さらには、伝える相手が外国人であったりすると、その苦悩は倍増(笑)。
言葉、文化、意識……、いろいろ問題が出てきます。
日本人は、上記で挙げた例の1~3のうち、「2」を言う人が少なくない
ような気がします。「遠回しに言って、察してもらい、行動に移してもらう
ことを期待する」……、でも、これでは駄目ですよね~。
見てすぐ分かりますが、理想は「3」です。でも、みんながみんな「3」が
正しいと思っても、万人(ばんにん)が日々苦悩し続けているところを
みると、そう簡単にはいかないんですよね~。
……という現実を、6年生のみんなもいつか知るようになるのかしら……。
でもそれでも、「譲歩しつつ、相手の意見を聞き、自分の意見も言う。
それから折衷案を探す」というのが理想ですよね。これは国際ビジネス
でも国内でも、人間が生きていく上ではなんでも一緒でしょう。
韓国語の「知っトク」表現がなかなか出て来ない展開になってしまい
ましたが、1~3の韓国語をお届けしましょう。もちろん、「3」を
皆さんの環境、状況に合わせてアレンジして使ってみてくださいね。
(1や2にならないように!)
1. 항상 자기 혼자 쓰다니 너무하지 않아? 너는 좀 이기적이야 .
(ハンサン チャギ ホンジャ スダニ ノムハジアナ?
ノヌン ジョム イギジョギヤ)
2. 나도 공을 가지고 놀고 싶은데 ...
(ナド コンウル カジゴ ノルゴ シップンデ)
3. 공은 하나밖에 없으니까 어떻게 하면 다 같이 쓸 수 있는지 논의해 보자 .
(コンウン ハナバッケ オプスニカ オットッケ ハミョン
タガッチ スル ス インヌンジ ノニヘボジャ)
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「言葉を知り、文化を知り、人を知る」をモットーに、東京・虎ノ門で韓国語講座を開講。「趣味の韓国語」、「シゴトの韓国語」などのクラスから実践的な通訳や映像翻訳の技術が学べる講座まで、あらゆるレベル、ニーズに応えています。
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