でご紹介した、韓国人の日本語「もし分からないから」
と同じように、少し違和感を覚える彼らの日本語があります。
それは、「~でしょう?」もしくは「~でしょ?」
こんなふうなシチュエーションで聞くことがあります。
「こちらがキム・ミオクさんです。知っているでしょ?」
「当社の製品は国内でも差別化されています。他社は真似が出来ない技術を
使っています。初めて見るでしょう?」
日本語だと、最後は完全なる友達言葉ですが、実は彼らは友達言葉(パンマル)を
話している感覚は一切ありません。彼らの頭の中はこうなっています。
「이분이 김미옥 씨입니다. 아시지요 ?」
(イブニ キム ミオク シイムニダ。アシジヨ?/(中略)。ご存じですよね)
「당사의 제품은 국내에서도 차별화되어 있습니다.
다른 회사가 모방할 수 없는 기술을 쓰고 있습니다. 처음 보시지요 ?」
(タンサエ チェップムン クンネエソド チャビョラテオ イッスムニダ。
タルン フェサガ モバンハルス オmヌン キスルr スゴイッスムニダ。
チョウム ポシジヨ/(中略)。初めてご覧になりますよね)
日本語の敬語がイマイチ、という部分はさておき、今回とりあげたいのは
この最後の「~でしょ?」です。そう、彼らは「-지요 ?(~ジヨ?)」を、
「~でしょ?」と覚えてしまっているのです。しかし、これにふさわしい日本語は、
「~ですよね」ですね。
この、’突然パンマルに豹変する「~でしょ」’、韓国人が近くにいる人なら、
一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。これほどまでに多くの人が
何の疑いもなく(←ポイント)使っているのを見ると、おそらく、韓国国内での
日本語教育の一部で、そういう教育がされているのでは、と思ってしまいます。
「~でしょ?」が出てきた度に「どこでそれを習ったか」を聞き、その生地(出先)
を追求する研究でもしようかしらなんて、不毛なことを考えてしまうほど
気になってしかたがありません(爆)!
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「言葉を知り、文化を知り、人を知る」をモットーに、東京・虎ノ門で韓国語講座を開講。「趣味の韓国語」、「シゴトの韓国語」などのクラスから実践的な通訳や映像翻訳の技術が学べる講座まで、あらゆるレベル、ニーズに応えています。
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