先日、「第31回 全日本中国語スピーチコンテスト
」を聞きに行ってきました

昨年私がチャレンジし、4位に入賞した大会です(昨年の様子→その1
、その2


昨年朗読部門に出場されお知り合いになった大学生のOさんが、今年は
スピーチ部門に出場されたので、聞きに行ってきました。

Oさんは、昨年の朗読も特別審査員の先生に「完璧」と言われたレベルの
高さでしたが、今年のスピーチも素晴らしかったです。

昨年の大会終了後の打ち上げのときのこと。私が韓国語の講師だということを
知ったOさんが、突然、

「ほにょりえよ」

と話され、一瞬聞き取ることができず、キョトンとしてしまいました。

すると、「어머니가 한국사람이에요 .(オモニガ ハングッサラミエヨ/母が
韓国人です)」と。

そこで初めて、「ほにょりえよ」が韓国語だったのだということに気付きました。
Oさんの発した韓国語は、

「혼혈이예요 .(混血です)」

だったんです。「ホン・ヒョル・イエヨ」が、連音して「ホニョリエヨ」になる……。
発音が難しいですよね。

日本では少し前までは両親が違う国籍の場合、「ハーフ」という言い方をされて
いたように思いますが、いろいろ意見もあり、その後「ダブル」という言い方が
出てきたという話を聞いたことがあります。ただ、「混血です」という言い方は、
一般会話ではあまり用いられていないような感覚でしたが、韓国では割と
使われるようですね。

お母さんが韓国人のOさんは、子供の頃から日本と韓国を行き来し、
日本語と韓国語に関しては、どちらかが楽(らく)という差もなく、
完璧なバイリンガルでした。それに加えてこの中国語レベル!

「幡野さん、来年は(中国語スピーチ大会に)出ないんですか?ぼく?
僕は出られません。今年、中国に留学しますから!」とおっしゃっていました。

この若さで日韓のバイリンガル。そして中国語も上級。Oさんにはどんな
未来が待っているのでしょう。これからこのような若者がどんどん増えて、
日中韓を自由に行き来し、垣根のない国境が生まれたら嬉しいです。



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