2年前、全日本中国語スピーチコンテストに出場した際、「発信したいことが湧き上がってきたら再チャレンジしようと思いっていましたが、時を経て、今回2年ぶりに出場し
てまいりました。

昨秋に行われた「東京都日中友好協会」のスピーチ大会、「高校生・一般の部」で一位となると全国大会出場に推薦されますが(そのときの様子→その1
、その2
)。
推薦されてもテープ審査の後、出場不可となる場合もあります。

昨年12月、無事通過のご連絡を頂き、年明けに大会がありました。
前回同様、年末からずーっと喉に骨のつかえたような、常に心に何かつかえるものがあるような感じで、やはりお正月気分はあまり味わえませんでした(笑)。

全国大会での結果は二位でした。瞬発力を要し、普段の会話力があからさまに現れる質疑応答は、「こう言った方が良かった」と思う部分が何点かあり少し後悔もありますが、
大きなミスはなく、スピーチ本体は一回もつっかえずにいけましたし、発音で「あっ」と思った部分は一カ所のみ。総じて、「もっとこうしていれば」「どうして!?」というよう
な悔しさのようなものはありません。かなり納得しています。

というのは、優勝者の方の発音やあの中国語を話す感じ、なんというか、中国人が話しているような感じ、あの感じはいま私がいくら大会に向けて少しの間、それこそ徹夜して
!?練習しても、身につくものではないことが分かるからです。私の中国語はまだいくら練習をしても、「日本人が話している中国語」から脱していないと思います。

発音、声調、かなり練習しました。規則的なものはほぼ理論的にも分かるし、ほぼ実現できた。でも出ない「あの感じ」、あの感じはどうしたら出すことができるのか、大会後
の懇親会で、特別審査員の先生に訪ねてみました。

先生がおっしゃったのは、いくつかの発音のポイントを挙げながらも、最終的には、「真似」と「慣れ」だ、と。そう、本当にその通りだと思います。

네이티브같은 분위기를 내기 위해서는 흉내를 잘 내고 네이티브 발음에
익숙해질 필요가 있습니다.
(ネイティブガットゥン プニギルr ネギ ウィヘソヌン ヒュンネルr チャルネゴ
ネイティブ パルメ イクスケジr ピリョガ イッスムニダ
/ネイティブのような雰囲気を出すためには、よく真似をして、ネイティブの発音に慣れる必要があります)

韓国語の発音を練習していたとき、韓国語のラジオを録音して、アナウンサーのうっとりするような声や抑揚を真似しましたっけ。あの、韓国語の海に入り込んでいくような感
覚……。そう、中国語でも同じように練習してみればいいんですね!

私の中国語はまだまだですが、「あの感じ」を目指せるスタートラインくらいには立ったのかもしれない、と今回実感することができました。発音規則やイントネーションの理
屈やコツがわかり、ある程度実現できるようになったとき、もしまだそれでも満足しない場合は、「真似」と「慣れ」で「ネイティブらしさ」を追求していきたいですね!

(お世辞とは充分分かっていますが)韓国の方がよく言ってくれる

「한국사람 같아요.」
(ハングッサラム ガッタヨ/韓国人みたいです)

「이렇게 한국어를 잘하는 일본사람 본 적이 없어요.」
(イロッケ ハングゴルr チャラヌン イルボンサラム ポンジョギ オプソヨ
/こんなに韓国語が上手な日本人は見たことがありません)

を中国語でも言われたい!

全国大会で優勝した人はもう大会に出ることができないのですが、二位以下はまたチャレンジできるんです。神様は必要な課題を与えてくれるんですね。

まだ再チャレンジするイメージはわきませんが(浅田真央ちゃんのフィフティーフィフティー→レベルが違いすぎ)、もしもチャレンジするときは、「中国人みたい」と言われ
る話し方を身に付けられるようになって、そして、中国語の深淵に迫るような何かを言葉の世界で掴んだらチャレンジしようと思っています。



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