さて、あなたが電話をしています。仕事でもなんでも構いません。
切るときによく言う一言。
「何かあったら連絡してください」
「何かあったらお電話致します」
この韓国語、どう言ったらよいのでしょうか。
実はわたくしその昔、あるときまでこの一言が正確に言えなかったのです。
ちょっと話がそれますが、日本語の「何」にあたる韓国語はざっと3つあります。
1.「몇」
2.「무엇/뭐」
3.「무슨」
ですね。
それぞれの特徴を簡単に述べますと、
1.「몇」 は、数を数えるときに用いるもので、これで聞かれたら答えは必ずと言って
いいほど数字が来ます。
例: 몇 명입니까? - 3(세)명입니다.
(ミョンミョンイムニカ/何名ですか?-3名です)
2.「무엇/뭐」は疑問文に用いるもの。
例: 뭐 드실 거예요? - 비빔밥을 먹을 게요.
(ムォ ドゥシルコエヨ?-ビビンパブル モグルケヨ)
(何を召し上がりますか?ビビンパを食べます)
そして、
3.「무슨」ですが、「何」という意味で使うときは、不確実なことを差して使います。
例: 무슨 고민이라도 있으세요?
(ブスン コミニラド イスセヨ?/何か悩みでもおありですか?)
*「무슨(ムスン)」という表記ですが発音は「부슨(ブスン)」と読むのが一般的です。
よって、冒頭のワンフレーズは、
「무슨 일이 있으면 연락 주세요.」
(ブスンニリ イッスミョン ヨルラッ ジュセヨ/何かあったら連絡してください)
「무슨 일이 있으면 전화드리겠습니다.」
(ブスンニリ イッスミョン チョナドゥリゲッスムニダ/何かあったらお電話致します)
となります。
いや、あるときまでこのフレーズが使えなかったと言いましたよね。
実は「뭔가 있으면」と言っていました。「だって’何かあったら’ですものねぇ」
この感覚、日本語話者なら分かってもらえると思うのですが・・・。
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