先日、関東生まれのシアボジ(義理の父)が、私のある日本語に対し、違和感を覚えるようで、指摘されました。

ちなみにシアボジは普段、言葉遣いに対しまったくうるさい方ではありません。
むしろ自身は生まれ育った地域の方言が残っていて、例えば、「行って来(こ)よう」のことを「行って来(き)よう」と言います。

シアボジなら「方言」で済まされても、私の小さい子供に移っているのを発見しては
「活用違いは見逃せない!」と、本人の前で都度訂正させていただいております(笑)。

話がそれましたが、シアボジが私の日本語の何に違和感を覚えるのかというと、

シブモニム(義理の両親)「もっと食べなさい」「もっと食べたら?」
わたし「大丈夫」

この「大丈夫」。シアボジ曰く、「もう結構です」と言うべきだ、と。

なるほど。きっと昔はこういうときに「大丈夫」と言ってなかったのかもしれません。
「もう結構です」もしくは「お腹いっぱい」などだったのでしょうね。

でも、むしろ今は「結構です」とは言えませんよね。「結構です」は、きつく断る時に
使うような気がします。

もしかしたら韓国語もそうなのかな、と思いました。例えば、

더 드세요. (ト ドゥセヨ/もっと召し上がってください)
괜찮아요.  (ケンチャナヨ/大丈夫です)

韓国語のこのようなやりとりも違和感なく感じますし、よく使われていますが、
もしかしたら昔の世代には若干不自然に思えるのかもしれません。
聞ける相手がいたら、聞いてみようと思っています。

でも、韓国語の

됐어요.(テッソヨ/いいです。結構です)

は、日本語の「結構です」と同様、とてもきついイメージを与えます。
「되다(テダ/いい)」を使う場合は、表情としぐさ、語尾が大切ですね。
ありがたい、お腹いっぱい、ということを表情やしぐさで表現しながら、

이제 됐습니다. 감사합니다.
(イジェ テッスムニダ。カムサハムニダ/もう結構です。ありがとうございます)

と言うといいと思います。もしくは、

배 불러요.(ペ ブルロヨ/お腹いっぱいです)

もいいですね。

さて、これからシアボジには、上記のようなシチュエーションでは、
「大丈夫」でなく、「もうお腹いっぱい」と言うようにしたいと思います。
言葉の習慣は直すのが大変だから、直るかどうか(笑)。



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