全4回にわたる「韓国語能力試験(TOPIK)対策講座
」が終了しました。私はTOPIK2(中上級)の「書くこと」対策を担当。か
なりたくさんの宿題を出させていただいたりもしましたが、皆さん本当に熱心に取り組んでくださいました。
ご参加くださった皆さん、ありがとうございました!

最終日に行った模擬テストで提出して頂いた作文を添削し、原稿を皆さんにメールでお送りする際、こんなメッセージを書きました。

「授業ではやれ高級語彙が~文法が~と申し上げましたが、何か文章を書くときは、必ずと言っていいほど読む人(読んでくれる人)がいます。その読んでくれる人に、自分の
考えを分かってもらおう、伝えよう、伝えたい、という気持ち、そして読んでくれる人への感謝の気持ちを忘れずにいれば、おのずと文章は整ってくるのではないかな、と思ったり
もします。」

講座ではTOPIKで高得点が取れるであろうポイントをピックアップし、それに沿って
書けるようお伝えしていますが、常にこの精神は持っていてほしいな、と思います。そう、試験の作文でも「おもてなし」精神を忘れずにいてほしいですね。

「おもてなし」→「もてなす」「もてなし」を韓国語にすると、辞書の上では、

「접대(チョプテ/接待、もてなし)」
「접대하다(チョプテハダ/接待する、もてなす)」

となりますが、ここではどちらかというと、「(相手に対する)思いやり」に置き換えられるので、韓国語としては、

「배려(ペリョ/配慮、思いやり)」
「배려하다(ペリョハダ/配慮する、思いやる)」

がいちばんいいかな、と思います。

작문을 할 때는 기술적인 것도 중요하지만 글 읽는 사람을
배려하여 이해하기 쉽게 쓰는 것, 그리고 무엇보다도
글을 읽어 준 사람에 대한 고마움을 가지셨으면 좋겠네요.
(作文を書くときは、技術的なことも重要ですが、何より文章を読んでくれる人を
思いやり、理解しやすく書くこと、そして、私の文章を読んでくれてありがとう
という気持ちを持っていただけると良いですね)

さて、講座がひと段落したところで、「All About 韓国語」のサイトに、「新・韓国能力試験(TOPIK)攻略法
」という記事をアップしました。

これまで、改編発表直後から模擬試験を行ったり、対策講座を行ったり、韓国の語学堂の先生方から情報を収集したり、そして自ら受検してみたりと、いろいろなアプローチを
しながら知り得た、体得したことを少し書かせていただきました。

トゥーマッチ(too much)な性格の私からすると書き足りないのですが、実は一つの
記事に限界字数がありまして(笑)、私が思う最低限のことのみを書いています。
試験の直前にも効く、時間配分のことや問題の難易度見極めのことなどを書きましたので、是非ご覧ください!そして試験を受けられる方、頑張ってくださいね。ファイティン




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