「104 天使の日」
結婚式場の宣伝だったのですが、なぜ「韓国?」と思ってしまったかと言うと、私が
韓国に留学した98年はなんと、ポケベル全盛期。ポケベル……って何?と思われる方も、いらっしゃるのかもしれませんね。携帯電話が普及する前、気軽に持てて、簡単な数
字をメッセージとして送れ、主に「ここに電話して」というようなときに電話してほしい電話番号を入力したりして、ベルで呼び出すものです。
韓国語では「삐삐/ピッピ」。基本、送れるのは数字だけだったと思いますが、
……使い方も忘れてしまいました(笑)。
さて、同じ下宿の日本人の男の子に、韓国人のガールフレンドがいて、ウキウキ
しながらこんなふうに言っていました。
「1004, 1004ってメッセージが来たんですよ~」
へ?と思いましたが、すぐ教えてくれました。
「「1004」で、「천(千)」「사(四)」、「천사(チョンサ/天使)」ですよ」と。
うーん、まだ分からない。きくと、「1004(天使)」は、恋人に対し呼びかけるときに
使う数字のゴロ合わせ的なメッセージなのだとか。
「私の大切な人」「マイダーリン(→ぜったい死語(笑)!)」という意味で、特に用事がなくても「いつもあなたを想っている」というような気持ちを込め、数字でメッセー
ジを送るのですね。
「天使」というと、勝手に男性から女性へのメッセージのような気がしますが、このように、女性から男性にも送ることのできるメッセージだったんですね。
そこが当時、ピンとこなかった理由でしょう。
같은 하숙집 일본 친구가 여자 친구한테서 ”1004(천사)”란 메시지를 받고 좋아했어요.
(カットゥン ハスクチプ イルボン チングガ ヨジャチングアンテソ
‘チョンサ’ラン メシジルr パッコ チョアヘッソヨ
/同じ下宿の日本の友達が、ガールフレンドから‘天使’というメッセージを受け、喜びました」)
冒頭に戻りますと、「104 天使の日」は、「10」が英語の「テン」、「4」は、日本語で「シ」と読みますので、104を「天使の日」としたんでしょう。丸が一つ足り
ませんが、お互いを大切に思う象徴として「天使」を持ってくるところは偶然とはいえ、似ていますね。
インターネットを見てみたら、韓国語と数字のゴロ合わせで、こんなブログサイトを見つけました。
2424は当校の電話番号ですが、引っ越し屋さんではありません(笑)。
その他、発音の勉強にもなり面白いので、是非見てみてください。(→「韓国式、数字ごろ合わせ
」)
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