先日、受講生Eさんから美味しい「きんつば」を頂戴しました(お店情報
)。
和菓子はそこまで執着がない私も、これは美味しい!!と舌鼓を打ちました。
何個でもパクパク食べてしまいそうです。

Eさんはずっしり重い箱を差し出しながら、「これ、足が早いの」と。「足が速い」ではなく、「足が早い」ですね。辞書を引くと、「食物などが腐りやすい」とありました。

添加物が少なく、自然の食材が使われていればいるほど賞味期限は短くなります。
箱の中の和紙には「一両日中にお召し上がりください」と書いてありました。

ほぼ同じタイミングで取引先から翻訳の原稿が届きました。
「もう一つの原稿は、一両日中にお送りできると思います」と。

この「一両日中(いちりょうじつちゅう)」、きちんと考えたことはありませんでしたが、今日か明日には、という意味ですね。辞書を引くと、「1日か2日」とあります。

よく見ると面白い日本語だな、韓国語で同じように言ったりするのかしら、と思い
韓国語辞書を引いてみたところ、

「일양일(イリャンイル/[一両日])」
「금명일(クンミョンイル/[今明日])」

とは出てくるものの、周囲の韓国語ネイティブの先生方に聞いても、日常的には
ほぼ使われない、前者は聞いたこともない、とのことでした。残念!

従って、冒頭のきんつばの例でいうならば、

이틀 안에 드십시오.
(イトゥルアネ トゥシプシオ/二日以内にお召し上がりください)

내일까지 드십시오.
(ネイルカジ トゥシプシオ/明日までにお召し上がりください)

となりますし、原稿送付の例でいうならば、

오늘이나 내일중으로 보내드리겠습니다.
(オヌリナ ネイルジュンウロ ポネドゥリゲッスムニダ
/今日か明日中にはお送りいたします)

となりますね。

ちなみに、中国語の辞書も引いてみたところ、「一両」という単語が出てきて、
「一つまたは二つ」という意味とのことでした。一両年、一両日、等の例文も
出てきたので、日常的に使われるかどうかこんど先生に聞いてみようと思っています!



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