大人になるにつれ、「馴染み」のお店が増える喜びを感じます。
一昔前は、ふらりと食事または飲みに行って、洋服を買いに行って、髪を切りに
行って、「あら、○○さん。ご無沙汰ですね」なんて言われると、なんだか恥ずか
しくて、なぜか足が遠のいてしまったのですが(←青かったです)、今では馴染み
のお店の良さを感じるようになりました。

 食べ物屋さんだったら、好きなものを出してくれたり、そしてちょっぴりサービス
してくれたり(?)。洋服だったら「行けば必ず欲しいものがある」ことが分かり、
選ぶ時間が掛からずに済む。美容院でもあうんの呼吸。

 さて、この「馴染み」「常連」にあたる韓国語を見てみましょう。
それは、

 「단골」: 馴染み、常連、得意先

 どんな風に使うでしょう。いくつか例を挙げましょう。

 이 근처에 단골집이 있어요. 거기 가죠.
(イ クンチョエ タンゴルチビ イッソヨ。コギ カジョ/
この近くに馴染みの店があります。そこに行きましょう)

 그 갈비집은 단골 손님이 많아서 갈 때 마다 사람이 많아요.
(ク カルビチブン タンゴル ソンニミ マナソ カルテマダ サラミ マナヨ/
その焼肉屋は常連客が多くて、行くたびに人がいっぱいです)

*「단골집」の「집」、「단골 손님」の「손님」を取った形の「단골」だけでも、OKです。

이 근처에 단골이 있어요. 거기 가죠.
(イ クンチョエ タンゴリ イッソヨ。コギ カジョ/
この近くに馴染みの店があります。そこに行きましょう)

그 갈비집은 단골이 많아서 갈 때 마다 사람이 많아요.
(ク カルビチブン タンゴリ マナソ カルテマダ サラミ マナヨ/
その焼肉屋は常連客が多くて、行くたびに人がいっぱいです)

 A : 많이 서비스 해 주었네요.
 B : 단골이니까요..
(マーニ ソビス ヘジュオンネヨ/たくさんサービスしてくれましたね)
(タンゴリニカヨ/馴染みですからね)

韓国ではとくに飲食店の「단골 손님(常連客)」になると、ありとあらゆる恩恵に授かれますよ。これ以上盛れないだろうというほど大盛りにしてくれたり、おかずをたくさ
ん出してくれたり、焼酎をサービスしてくれたり・・・。

 日本においても、いくつか韓国料理の「단골집(行きつけのお店)」を持てると、嬉しいですね。



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