「お土産」と「プレゼント」、韓国語では両方「선물(ソンムル)」なんですよね。
日本語で「お土産」と「プレゼント」は大いに違うので、ちょっと戸惑います。

 「プレゼント」を渡すときの言葉は第53号
で取り上げましたので、今回は「お土産」
を渡すときの言葉を取り上げてみたいと思います。

 日本語の「つまらないものですが・・」
これはこれで、低めすぎ?と思わなくもないですが、なんとも日本、日本語らしい
ですよね。

 韓国語でこれに少し似た、ちょっと謙遜の意味が入る表現として、

<モノに>

「마음에 드실 지 모릅니다만....」 ←より丁寧
(マウメ トゥシルチ モルムニダマン/お気に召されるか分かりませんが・・・)

「마음에 드실 지 모르지만....」
(マウメ トゥシルチ モルジマン/お気に召されるか分かりませんが・・・)


<食べ物に>

「입에 맞으실 지 모릅니다만....」 ←より丁寧
(イベ マジュシルチ モルムニダマン/お口に合うか分かりませんが・・・)

「입에 맞으실 지 모르지만....」
(イベ マジュシルチ モルジマン/お口に合うか分かりませんが・・・)

 という言葉を使うことができます。

 そしてここにはとても重要な表現が入っていますのでチェックしてみましょう!

■「-(으)ㄹ 지 모르다」:~か分からない

 例:그 일은 시간이 없어서 할 수 있을 지 모르겠습니다.
   (ク イルン シガニ オプソソ ハルスイッスルチ モルゲッスムニダ)
   (その仕事は、時間がなくてできるか分かりません)

■「마음에 들다」:気に入る
 慣用句です。直訳すると、’心に入る’
 尊敬の「-시」と接続すると、「ㄹ」が脱落します。「마음에 들다 」→ 「마음에 드시다」

 例:참 좋네요. 마음에 들어요.
 (チャム チョンネヨ マウメトゥロヨ/すごく良いですね。気に入りました)

 *ちなみに「気に入りません」は、「마음에 안 들어요.」

■「입에 맞다」:口に合う
 こちらも慣用句。「입」は口、「맞다」は合う、とそのままなので、覚えやすいですね。

 例:한국음식 입에 맞아요?
 (ハンググムシッ イベ マジャヨ/韓国料理、口に合いますか?)

 *ちなみに「口に合いません」は、「입에 안 맞아요.」

 この、「한국음식 입에 맞아요?」は、韓国にいたとき、人に会うたびに聞かれたと
言っても過言ではありません。本当によく聞かれますよ。



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